プロジェクトについて
チャリチャリの事業成長資金（自転車等の設備資金）
本ファンド資金は、最終的にチャリチャリのシェアサイクル事業用の設備資金（電動アシスト自転車購入代金）に充当され、チャリチャリは更なる事業の更なる発展及び地域課題の解決に貢献します。
＜主なスキーム説明＞
- チャリチャリは、電動アシスト自転車を信託受託者としての三菱UFJ信託銀行に信託
- チャリチャリは、電動アシスト自転車を信託財産とする信託受益権を営業者である合同会社ムーバルジェミニ（以下、営業者）に譲渡し、同時に、三菱UFJ信託銀行とチャリチャリ間で電動アシスト自転車のリース契約（ファイナンスリース。以下、リース契約）を締結
- チャリチャリから三菱UFJ信託銀行に対して本ファンドの運用期間中に支払われるリース料の総額は、信託設定時点における電動アシスト自転車の価値を上回るように設定され、三菱UFJ信託銀行は受領したリース料を元に受益者である営業者へ元本及び収益を分配
- 営業者は受領した元本及び収益を元に匿名組合員としての本ファンド出資者及び三菱UFJ信託銀行へ損益の分配を行う
＜詳細スキーム図＞
※分配金額の支払い蓋然性を高めるため以下仕組みを採用しております
◆ 優先劣後構造：営業者は、三菱UFJ信託銀行との間でも匿名組合契約を締結しており、本ファンド出資者は優先匿名組合員、三菱UFJ信託銀行は劣後匿名組合員となります。営業者に各匿名組合契約に基づく分配に必要な金額が不足する場合には、優先匿名組合員に対しては、劣後匿名組合員より優先して匿名組合契約に基づく分配金額の支払い、又は出資金の返還が行われます。チャリチャリに支払不能、支払停止、経営の悪化などが生じた場合や、チャリチャリに対して破産、会社更生、民事再生などの各種法的倒産手続きの申し立てがなされた場合には、営業者は、以下動産による資金回収のとおり、電動アシスト自転車の売却等の方法を指図し、その際の分配金額の支払い、又は出資金の返還は優先匿名組合員へ劣後匿名組合員より優先して行われます。
◆ 動産による資金回収：チャリチャリに支払不能、支払停止、経営の悪化などが生じた場合や、チャリチャリに対して破産、会社更生、民事再生などの各種法的倒産手続きの申し立て等がなされた場合は、これらの事由の発生から30日以内に、営業者が信託受託者としての三菱UFJ信託銀行に信託財産である電動アシスト自転車の売却等の方法を指図します。指図に基づき三菱UFJ信託銀行は換価処分等を行い、出資者へ分配金等を支払います。
チャリチャリ株式会社（事業者）について
- 2019年7月設立。
- 『まちの移動の、つぎの習慣をつくる』をミッションに、福岡エリア(福岡市・那珂川市・志免町・粕屋町)・名古屋市・東京都・熊本市・福岡県久留米市・三重県桑名市・佐賀県佐賀市・熊本県天草市・熊本県菊陽町の９エリアでシェアサイクル事業を営む。
- サービスブランド名：Charichari (チャリチャリ)
＜チャリチャリより皆さまへ事業のご紹介＞
Charichariが目指す姿
都市部・地方ともに、公共交通の持続可能性の確保には、地域経済やまちづくりとの連携が不可欠です。ただ、公共交通事業者のみでは地域の移動を支えられなくなる未来がすぐそこまで近づいています。
このような社会情勢において、毎日の暮らしの中で、「ちょっとそこまで」が不便なまちは、現状でもたくさんあります。
駅から徒歩20分のスーパー。バスの本数が少ない病院。観光地の入り口まであと一歩届かない道。
そんな“ほんの少しの距離”が、人の移動を妨げ、まちのにぎわいを削いでいきます。
Charichariは、この「あと一歩」をそっと埋める、小さな移動のインフラです。
ただの自転車ではありません。人とまち、交通と商店街、観光と日常をやさしくつなぎ直す、まちのエンジン。
ポートから自転車を漕ぎ出すたびに、そのまちは少しずつ生き生きと動きはじめます。
目指すのは、Charichariが「使われていることさえ、気づかれないくらい自然な存在」になる未来。
それは、まるで電柱や横断歩道のように、まちの当たり前の景色の一部として存在している状態です。
この景色が広がることで、地域の交通資源がつながり、人の流れと交流が育まれ、まちはもっと活気を取り戻していく。
そんな日常を、私たちは一緒に育てていきたいと思っています。
ただのシェアサイクルサービスではない
Charichariは単なるモビリティの提供者ではありません。
わたしたちは、まちの「つながり」を再生するインフラを届けているのです。
移動が生まれるところに、人の出会いが生まれ、笑顔が生まれ、地域が活性化していきます。
駅から商店街へ。
公園から学校へ。
病院から住宅街へ。
１台のCharichariがつなぐのは、単なる距離ではなく、地域の暮らしそのものです。
地域を支える小さな循環を、静かに、確かに生み出していく。
それは、地味だけど確実な「まちづくり」への投資であり、未来への貢献です。
都市の回遊性を高め、交通を支え、地域の人と人の流れを回復させる。
そんなCharichariの挑戦に、あなたの出資が、新たな力を加えてくれることを願っています。
解決したい課題
かつては当たり前だったバスや電車が、今や多くの地域で失われつつあります。
そして、便利なはずのまちの中心部なのに、思い通りに動けない――。
そんな“まちの矛盾”が、いま多くの地方都市で起きています。
都市機能が集積しているはずの駅前や商業エリアであっても、実際には公共交通の利便性が低く、日常の移動や回遊性が妨げられている。
さらには、再開発されたエリアや観光地でさえ、人の流れが滞り、にぎわいが持続しないという課題が顕在化しています。
Charichariは、こうした“まちの矛盾”に向き合い、人とまちの動線をなめらかにつなぎ直すことで、まちの再循環をつくり出そうとしています。
課題① 公共交通だけで移動を支えきれなくなるまち
公共交通の減便・廃止などの交通課題が都市部においても迫っています。
人々の移動の利便性やまちのにぎわいを創出し続けていくためにも、移動の総量を維持するための役割が求められています。
Charichariは、公共交通事業者や地域の産業を担うプレイヤーとともに、それぞれの領域を越えた協力を行いながら、交通サービスの価値を最大化する機能を果たします。
課題② 中心市街地なのに移動が不便なまち
本来、駅前や商業エリアはまちの拠点であり、にぎわいの中心であるはずです。
しかし実際には、駅からバス停までの乗り継ぎが悪く、目的地まで“あと一歩”が届かない。
移動手段が自家用車に偏りすぎていて、公共交通の乗降数は年々減少。徒歩では遠い、車では入りづらい、そんな“微妙に不便”なエリアがまちに点在しています。
Charichariはこうしたエリアに柔軟に対応し、「すぐ乗れて、すぐ止められる」小さな交通手段として都市のすきまを埋めています。
実際に、主要な駅・バス停のすぐ近くにポートを配置することで、公共交通との接続性（カバー率）が向上し、移動の選択肢を増やしています。
課題③ 素通りばかりで「にぎわい」が少ないまち
せっかく人が集まるはずの商店街や観光エリアも、“滞留”がなければにぎわいは生まれません。
多くの地方都市では、「立ち寄らない」「移動が点と点になってしまう」ことが、まちの魅力が伝わらない原因となっています。
Charichariは、人の流れに滞留を生み出すきっかけをつくります。
通勤や通学の途中で、ちょっと遠回りして寄り道をする。
観光の合間に、地元の商店に立ち寄る。そんな「小さな滞留」を増やすことで、まち全体の回遊性と経済活動を再び動かす役割を担っています。
まちの声
Charichariが、どのように地域のくらしの中に根づいているか。
それは、毎日使っている人たちの言葉にこそ、はっきりと表れています。
日常のちょっとした移動が楽になったこと。
通勤や買い物、観光の途中に自然と足を止める場所が増えたこと。
ポートを設置した店舗に、ふらりと立ち寄る人が目に見えて増えたこと。
そうした積み重ねが、人の流れを少しずつ変えていき、まちに静かな活気を取り戻しています。
ここに紹介する声は、Charichariが“都市を再びめぐらせる存在”になりつつあることを、何よりも雄弁に物語っています。
ご利用の皆さまから
ポートオーナーの皆さまから
影響関連図
Charichariは、まちのなかで多様な立場の人たちと関係を結びながら、地域の再循環を支える結節点としての役割を担っています。
中心にいるのは、毎日利用する皆さまや、ポートを設置する店舗・オーナー。
そのすぐ外側には、公共交通事業者、地方自治体、商店街や観光施設といった都市機能を支えるプレイヤーがいます。
さらにその外側には、金融機関や地域経済団体など、まちの成長を後押しする存在が控えています。
そして図の下部に描かれるのが、社会的インパクトを信じてこの循環に参加する「出資者」の存在です。
Charichariの挑戦は、出資者からの支援によって始まり、その成果が再び社会と出資者に還元される――。
つまり、出資者はこの循環の“入口”であり、“出口”でもある。まちの未来に関わるキープレイヤーなのです。
その一歩が、まちの風景を変え、誰かの移動を軽くし、地域をもっと自由にします。あなたの出資が、このまちを動かす力になります。
目指す姿への道筋
Charichariが目指す姿は、「まちの当たり前の景色として存在することで、地域の交通資源がつながり、人々の交流が育まれる移動環境が実現する」です。
下図は、Charichariという取り組みがどのような因果構造で社会に影響を与えているのかを、6つの段階に分けて整理したものです。
たとえば、「駅前から観光地までの、あと一歩足りない移動」が補完されることで、公共交通との接続性が向上します。
それによって、利用者の移動の選択肢が広がり、ポートオーナーの集客にもつながります。
やがて地域には、新しい立ち寄りや交流が生まれ、まち全体に“循環”が起こりはじめる――。
こうした変化は、単なる利用回数やポート数の増加ではなく、「人や地域の行動・関係性そのものに生まれる変化（＝ インパクト）」です。
Charichariでは、このような目に見えにくい変化も因果関係として捉え、構造的に把握・評価するための枠組みとして、「目指す姿への道筋」を活用しています。
そして、このモデルに基づいて各段階の成果を測定・分析し、サービスの質と社会への影響の両面で持続的な改善を目指しています。
今後は、これらの指標をもとに、Charichariが社会にもたらしたインパクトを計測・報告する予定です。
課題解決にむけたアクティビティ
Charichariは、地域にとって本当に必要とされる存在であり続けるために、まちの中で課題と向き合う人たちと共に、解決の手を動かし続けています。
「ラストワンマイル」の移動を担うことで、公共交通を補完し、まちの回遊性をより高めます。利用データをもとにした行政との情報共有と都市・交通計画への提言。
地元の公共交通事業者・商店街・大学・自治体と連携しながら、移動がスムーズになるだけでなく、“まちの体温”が上がるような仕掛けを一緒に作っています。
その背景には、「課題に対してアクションを起こす仲間を増やしたい」という思いがあります。
Charichariは単独で解決を目指す存在ではなく、共創によってこそ意味を持つ社会のプラットフォームなのです。
そして今、この仕組みに多くのパートナーが加わり、その地域特性に応じた取り組みや実証実験が次々と動き出しています。
この投資は、そうした現場の熱意を加速させるための、未来への参加でもあるのです。
公共交通や他の移動手段との拠点連携
九州旅客鉄道株式会社 × Charichari
JRはまちとまち、人と人をつなげ、“豊かな生活を実現するまちづくり”を推進したい。
Charichariは駅からのラストワンマイルの移動を担い、まちの回遊性を高めたい。
――両社の課題は “地域の移動インフラをシームレスにすること”で重なります。そこで駅前ポート設置やアプリ連携、クーポンなどの共創施策が誕生。鉄道とシェアサイクルを一体化し、日常の移動を便利にするだけでなく、地域資源へのアクセス強化で、観光でご利用の皆さまにはその滞在をより価値あるものとして感じていただけるための取り組みを推進しています。
熊本市 × Charichari
熊本市は渋滞緩和・低炭素まちづくりを進めるため、バス・電車無料の日など公共交通の利用促進策を展開し、市街地の回遊性を高める“クルマ依存からの転換”を急いでいます。
Charichariは市と「熊本市シェアサイクル事業」に関する協定を結び、短距離移動の不足という課題を解決するシェアサイクル基盤を構築。現在は、市内で500ポート・1500台の自転車を展開し、公共交通を補完する「ラストワンマイル」の役割を担っています。
――両者のゴールは「クルマに頼らず、誰もが快適に移動できる都市インフラ」を実現すること。「バス・電車無料の日」 に合わせたクーポンの発行やポート拡充を共同で実施し、市民・来訪者のドアツードア体験を向上させつつ、観光・経済活性も同時に生み出す共創が生まれています。
「すぐに使える交通手段」として移動時間や手間が削減
LINEヤフーコミュニケーションズ株式会社× Charichari
LINEヤフーコミュニケーションズは「福岡をもっと便利に」という市民参加型まちづくりを推進したい。
Charichariは “ここにポートがあったらいいな”というニーズにそったポート展開をしたい。
――両社を結ぶ鍵は「まちの皆さまと一緒に、まちの便利をつくる」こと。LINE公式アカウントでポートのリクエストを集め、まちの声を反映したポート設置を進める共創施策が実現。これまでに1万件を超えるリクエストが寄せられ、福岡市内では100箇所の“あったらいいな”ポートを新設。LINEでのリクエストが、まちの便利につながり、それが誰かの役に立っている。地域共創のまちづくりに好循環が生まれています。
アビスパ福岡株式会社 × Charichari
アビスパ福岡は地域に根ざしたスポーツクラブとして、培ったスポーツの価値とリソースを使って、豊かな地域社会づくりを目的とした社会貢献活動を進めていきたい。
Charichariはクラブの応援を通じてまちを元気にできる仕組みを作りたい。
――両者は「スポーツと移動の力で、豊かで持続可能な地域社会を実現したい」という思いで一致しました。そこで福岡市内に設置された「アビスパ福岡サポーターポート」をご利用いただいたライド料の一部を、クラブの社会貢献活動へ充当する“サポーターサイクルプロジェクト”を共同展開。サッカー観戦や日常移動でのご利用が、クラブの応援と持続可能なまちづくりに結びつく好循環が生まれています。
招待状 ―― あなたの共感投資がまちを走り出させる
最後の一押しさえ整えば、まちはもっと快適に、もっと自由に動き出せる。
Charichariは、そのエンジンになりたい。
そして今、そのエンジンに“回転力”を与えるのが投資家の資本です。
あなたの共感投資は、Charichariの電動アシスト自転車の購入資金に使われます。
この自転車は、設計から製造までをCharichariで担い、壊れにくく、安心して使えるよう丁寧につくられた一台。
さらに、必要な分だけを生産し、廃棄物や環境負荷を抑えることで、未来への責任を果たします。
共感とリターンが両輪となるこのプロジェクトに、ぜひ参加してください。
あなたが漕ぎ出す一歩が、まちの未来を確かな速度で前へ進めます。
チャリチャリ株式会社 代表メッセージ
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チャリチャリの事業に関心をお持ちいただきありがとうございます。
チャリチャリは『まちの移動の、つぎの習慣をつくる』をミッションに、福岡・熊本・佐賀・久留米など北部九州を中心に、名古屋・東京をふくめ全国9つのエリアでシェアサイクル事業を展開しています。
私自身は、中学2年のときに車椅子生活となり、15歳のときに、高校進学をせず起業して、以来28年間、IT業界を中心に経営者としての人生を歩んできました。
チャリチャリには、IT分野での事業経験を活かしつつ、地域の未来をともに創り上げていくボトムアップ型のまちづくりに少しでも関わらせていただきたい、貢献したいとの思いから、地域に根ざした存在であり続けたいと取り組んでいます。
一方で、シェアサイクル事業は収益化が難しいのではないか、公費の負担がなければ実現できないのではないかと多くの方からご指摘をいただいてきました。
そこで、自転車の設計、自転車の再配置や整備、カスタマーサポートなどすべての業務を垂直統合型として社内で実現することで事業の改善スピードを上げ、さらにはドミナント展開での戦略に集中することで収益化を実現し、福岡市・熊本市など含めて自治体と協働しながら持続可能な事業を成立させるべく挑戦してまいりました。
今、チャリチャリは少しずつ福岡や熊本では、まちの景色の一つになりつつあります。
しかしまだ何も成し遂げていません。私たちは、お住いの方、働かれている方、学ばれている方など地域の皆さまと一緒になって、未来の交通・移動のあり方を考え、社会実装していくことを続けてまいります。
ぜひ地域の皆さまには、チャリチャリに興味をお持ちいただき、ともに地域の移動を支え、創りあげていければと考えております。
皆さまの出資が、チャリチャリの事業成長につながり、
地域インフラを支え、地域課題の解消に貢献します。
皆さまと共に「よりよい街づくり」を目指していきたいと思います。
ぜひご出資という形でのご参加をお待ちしております。
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