HAKKI顧客ストーリー
今回は、HAKKIIから現在融資を受けている方の事例をご紹介致します。
べナード・オモンディさんはケニア西側のシアヤ県出身のUberドライバーです。20年前にナイロビに移り、以前はNGOのドライバーとして10年間勤務していましたが、家族との時間を作るためにNGOを辞めて、2018年から主にUberのプラットフォームを利用したタクシードライバーとして仕事をしています。
インタビューに応じるべナードさん(2022年5月5日)
Uberドライバーを始めた当初は友人からローンを組んで車を購入し、自分の車で仕事をしていました。しかし子供が病気をして手術が必要になり、費用を捻出するために車を手放さざるを得なくなりました。その後は友人から週7,000KESで車を借りてドライバーを続けていましたが、以前のように自分の車を所有したいと考えていました。
そんな時乗客の一人にHAKKIを紹介され、自身の車を所有できるチャンスだと思って申し込みをしました。このインタビューの9ヶ月前に無事審査を通り、HAKKIからローンを借り入れ、今も返済を続けています。
べナードさんは、ほぼ毎日仕事をされているそうです。少ない日で大体一日に2000KES、多い日で稀に8000KESまで行き、正確に計算したことはありませんが、平均的には一日5000KES程度の収入があるとのことです。実際に手元に残るのは、UberやBolt、Little Cabなどの配車サービスアプリに手数料を支払った後の金額で、2割程度は低くなります。HAKKIへの返済予定額は毎月36,000KESですが、早く返済を終わらせたいのでそれより多く、今は毎月46,000KES程の返済を行っています。決して楽な生活ではありませんが、早く返済を終わらせるために一生懸命頑張っています。
ナイロビ市内の道路風景
乗客は買い物に行く女性や学生等、比較的若い人が多いです。コロナ禍の影響でまだ旅行客は少ないですが、マスクの着用も必要なくなった最近では、乗客数も回復してきています。
Uber等ではアプリが自動的に乗客とマッチングするので、道端で手を上げている人を見てから判断するというように、自分でお客を選ぶことはできません(そのかわり、アプリの中で、乗客を受けるか受けないかの設定は変えられます。)。またアプリではドライバーと乗客がお互いに評価をつけることができます。乗客側は、選定されたドライバーの評価を事前に見ることができるため、ドライバーとしてはお客さんの捕まえやすさに繋がる重要な点となります。
ナイロビの代表的なショッピングモール
お客さんの大半は協力的で良い人ですが、たまに態度の悪い人もいます。そういった乗客でも、それも仕事のうちと割り切り、またドライバーは乗客から評価を受ける立場でもありますので、きちんとした対応をするようにいつも気をつけています。
インタビューをした時(15時頃)は既に6人の乗客を乗せましたが、皆良い人でした。
HAKKIのサービスには大変満足しており、HAKKIを既に2名の友人にも紹介しています。べナードさんの今後の目標は、早く今の車のローンを支払い終え、現在ローン返済に充てている分を貯蓄に回すことだそうです。
HAKKIの事業はべナードさんのように、人生の選択肢を広げたい顧客の皆様の夢を応援しています。