【第二発電所】なんで農業用水路を改修しているの?

2020年11月19日
地域の自立を目指す 小水力発電ファンド

第二発電所の建設に先立って農業用水路の改修を進めています。



今回はなぜ、水力発電所建設なのに、農業用水路を改修するのかについて書きます。


結論から書くと、農業が重要な産業である地元の自立に不可欠だからです。


第二発電所は、長野県茅野市の観光名所にもなっている”御射鹿池”から流れる農業用水路から水をお借りする計画になっています。


写真/御射鹿池

第二発電所を建設する笹原地区は、山の上にある御射鹿池の水を利用して長らく農業を営んできました。

田んぼまでの農業用水路は、記録によると江戸時代に住民の手によってつくられ、ずっと地元の人が管理してきたものだそうです。

池から田んぼまではかなりの標高差と距離があり、水路は急こう配の山中を流れています。


写真/農業用水路(天然の小川にも見えますが、農業用水路です)

農業用水を安定的に得るには、この山中を流れる水路の維持管理が必須です。
今でも、農家総出で草刈りや増水後のゴミの除去等を行っています。

かつて、地元に若い人が多い時代は、なんとかなっていました。
しかし、高齢化が進んでくると、急こう配の山中での作業が大変な負担となり、この維持管理が大きな課題になりました。

維持管理が容易な近代的な構造の水路に改修するためには多額の費用が必要です。

そこで、地域の自立を目指す代表の松本が、発電所を建設し、その収益を水路の改修にあてることを提案しました。

この提案は、地元に受け入れられ、農業用水路を改修してから発電所を建設することになりました。

改修の内容は
・天然石を使用し景観に配慮しつつ、ゴミが詰まりにくい構造にすること
・水路脇に管理道路を整備すること
です。

間違いなく、水路の維持管理の負担が大きく軽減されるでしょう。
地域自立の第一歩です。



なお、改修工事はどんどん進んでいます。
水路は来年の田植え前には完成する予定です。

この水路を通った水で育てたお米を是非、食べていただきたいですね。

ファンド情報

地域の自立を目指す 小水力発電ファンド
3V小水力発電株式会社
会計期間
2022年5月1日 ~ 2029年4月30日
一口
32,400
償還率
運用中
参加人数
446
調達実績
29,340,000
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