きき味 (ききみ)。
2012年3月21日
八木澤商店しょうゆ醸造ファンド
みなさまいつも応援くださりありがとうございます。
本日の八木澤商店。
下の写真中央に写る女性は、長年にわたり八木澤商店のしょうゆの品質を高めてきてくれた、
しょうゆ品質管理責任者のやすこ部長。
久々に彼女の腕と舌が光るひととき。
しょうゆの「きき味(ききみ)」です。
とあるしょうゆ醸造蔵から生のしょうゆを仕入れ、火入れをおこない、味見している写真です。
※火入れ・・・・・発酵を止め、かびを抑える工程。また、火香(ひが)と呼ばれる独特の香ばしさをつける大切な役割があります。
あたらしいしょうゆ工場建設着工予定が5月。完成は、はやくて秋。
建物ができても技術の継承がなければしょうゆはつくられませんよね。
現在お借りしている食品工場で、やすこ部長とキクチくんが、思い出すように日々火入れ&試作。
震災から1年以上が過ぎたということは、ワタクシたちは1年以上、生業であるしょうゆ醸造から遠ざかっているということ。
本当に恋しいです。
おいしいといわれるものをつくり続ける意地と誇りと愛情。
ながく離れていると焦燥感と恋しさとで気が狂いそうです(笑)。
蔵は違うのに、
「これは(震災前の味に)似てる、うん。」と。
機械も設備も全く異なる状況でも、凛とした姿で八木澤商店の味をつくりだすやすこ部長。
ゼッタイ、ゼッタイおいしいしょうゆを搾るのだ!!
必ず再建、そして陸前高田の復興。
きき味ができるのも一歩ずつ進んでいる証。
がんばる、八木澤商店。
これからも応援よろしくお願いいたします。
みなさまのたくさんの幸せを祈りつつ。