ケニアってどんな国?
2022年7月22日
LIP-HAKKIケニアファンド
ケニア共和国(以下、ケニア)は、アフリカ東部にある国で、国土面積は日本の約1.5倍(58万km2)、人口は5,377万人(2020年)です。言語は主にスワヒリ語、英語の2つが話されています。
首都のナイロビ中心に比較的工業化が進んでいるものの、国全体としてはコーヒー、茶、園芸作物などの農産物生産を中心とする農業国であり、東アフリカ経済を牽引するとても勢いのある国です。

ケニアの地理、エチオピア(北)、ソマリア(東)、タンザニア(南)、ウガンダ(西)と複数の隣国に囲まれている
ケニアは大きく3つの気候に分かれます。1つ目は熱帯の沿岸部、2つ目は乾燥地帯の北東部、3つ目は高度が高く比較的温暖なナイロビを含む中西部です。北東部は、ソマリアやエチオピア東部などと合わせて「アフリカの角」と呼ばれ、干ばつが頻発していますが、それ以外の地域は赤道直下にもかかわらず高い高度のため過ごしやすい気候になっています。

ケニアのコーヒー豆。カシスの風味やグレープフルーツを思わせるシャープな酸味が特徴
一方で、ナイロビを中心とした都市部の工業化が進み、東アフリカ諸国の中で最も航空・道路、インフラ設備が整備されている国の一つとされています。
特にモンバサ港はケニアのみならず、内陸国であるウガンダ、ルワンダ等に向けた陸路での輸送拠点として、東アフリカの貿易の玄関口になっています。
歴史的にも貿易拠点であったモンバサは、現地ローカルの方以外にも、インド人、オマーン人などナイロビ以上に様々な人種が入り混じって暮らしており、イスラムの雰囲気と混ざり合って独特のムードを作り出しています。

ケニア経済の発展の代名詞ともいわれるモンバサ港、ケニアの貿易・物流の玄関口
ケニアの大自然を存分に味わうことができるマサイマラやアンボセリのサファリは日本人を含む海外観光客からの高い人気を誇っています。これらのサファリには数日掛けで行くことが一般的で、生の動物たちを目の前でみることができるのは圧巻だそうです。

ケニア三大国立公園の一つであるナイロビ国立公園。都市部にありながらキリンやゾウなどの大型動物に出会える
ナイロビ・モンバサを中心にタクシー等の個人営業による交通手段の需要も高まっています。ケニアでは、タクシーといっても様々な形態があり、普通自動車から、ボダボダと呼ばれるバイクタクシー、日本でも戦後流行したトゥクトゥクがあります。
市民の足として使われてきたのがマタツという乗り合いバスで、乗務員が叫ぶ行先に向けて決まった停留場を回る安価な交通手段です。盗難リスクなどから、外国人が一人で乗ることは勧められていませんが、車両ごとにデコレ―ションがあり、社内では爆音で音楽がかかっているなどマタツ毎にカラーがあります。しかし、コロナ禍で密が避けられるようになった結果、タクシー等の利用が増えたと言われています。
ケニアの道路に目を向ければ、想像以上に多くの交通手段が目に留まることでしょう。

バイクタクシーの運転手

街中を走る三輪車のタクシーのトゥクトゥク。鮮やかな色のものが多い。

同じケニアのタクシーとして使われるワンボックスカーのマタツ
今回は入門編ということでケニアという国を簡単に紹介させていただきました。今回触れることができなかった経済事情などはまたの機会にご紹介できればと思います。
首都のナイロビ中心に比較的工業化が進んでいるものの、国全体としてはコーヒー、茶、園芸作物などの農産物生産を中心とする農業国であり、東アフリカ経済を牽引するとても勢いのある国です。

ケニアの地理、エチオピア(北)、ソマリア(東)、タンザニア(南)、ウガンダ(西)と複数の隣国に囲まれている
ケニアは大きく3つの気候に分かれます。1つ目は熱帯の沿岸部、2つ目は乾燥地帯の北東部、3つ目は高度が高く比較的温暖なナイロビを含む中西部です。北東部は、ソマリアやエチオピア東部などと合わせて「アフリカの角」と呼ばれ、干ばつが頻発していますが、それ以外の地域は赤道直下にもかかわらず高い高度のため過ごしやすい気候になっています。

ケニアのコーヒー豆。カシスの風味やグレープフルーツを思わせるシャープな酸味が特徴
一方で、ナイロビを中心とした都市部の工業化が進み、東アフリカ諸国の中で最も航空・道路、インフラ設備が整備されている国の一つとされています。
特にモンバサ港はケニアのみならず、内陸国であるウガンダ、ルワンダ等に向けた陸路での輸送拠点として、東アフリカの貿易の玄関口になっています。
歴史的にも貿易拠点であったモンバサは、現地ローカルの方以外にも、インド人、オマーン人などナイロビ以上に様々な人種が入り混じって暮らしており、イスラムの雰囲気と混ざり合って独特のムードを作り出しています。

ケニア経済の発展の代名詞ともいわれるモンバサ港、ケニアの貿易・物流の玄関口
ケニアの大自然を存分に味わうことができるマサイマラやアンボセリのサファリは日本人を含む海外観光客からの高い人気を誇っています。これらのサファリには数日掛けで行くことが一般的で、生の動物たちを目の前でみることができるのは圧巻だそうです。

ケニア三大国立公園の一つであるナイロビ国立公園。都市部にありながらキリンやゾウなどの大型動物に出会える
ナイロビ・モンバサを中心にタクシー等の個人営業による交通手段の需要も高まっています。ケニアでは、タクシーといっても様々な形態があり、普通自動車から、ボダボダと呼ばれるバイクタクシー、日本でも戦後流行したトゥクトゥクがあります。
市民の足として使われてきたのがマタツという乗り合いバスで、乗務員が叫ぶ行先に向けて決まった停留場を回る安価な交通手段です。盗難リスクなどから、外国人が一人で乗ることは勧められていませんが、車両ごとにデコレ―ションがあり、社内では爆音で音楽がかかっているなどマタツ毎にカラーがあります。しかし、コロナ禍で密が避けられるようになった結果、タクシー等の利用が増えたと言われています。
ケニアの道路に目を向ければ、想像以上に多くの交通手段が目に留まることでしょう。

バイクタクシーの運転手

街中を走る三輪車のタクシーのトゥクトゥク。鮮やかな色のものが多い。

同じケニアのタクシーとして使われるワンボックスカーのマタツ
今回は入門編ということでケニアという国を簡単に紹介させていただきました。今回触れることができなかった経済事情などはまたの機会にご紹介できればと思います。