ミャンマー名物その1
2019年6月2日
LIPミャンマーMJI貧困削減ファンド1
ミャンマーからおはようございます。
MJIの加藤です。
いつもご支援をいただき、誠にありがとうございます。
前回お約束の通り?今回は明るいテーマでお話ししたいと思います。
ミャンマー名物その1ということで、ヤンゴンで今とてもホットな話題をお届けいたします。
それは、停電。
ミャンマーの、持って帰ることができない隠れた名物。
わたしが体験した最も長い停電は1.5日です。
2011年以前のこの地をご存知の方はもっと長く過酷な経験をお持ちかと存じます。
これは、村での話ではなく、最大経済都市圏ヤンゴン市内のお話しです。
まずは、こちらの表をご覧ください。

これは、計画停電の日時表です。
色分けされているアルファベットは、タウンシップ毎に振り分けられています。
オフィスや自宅がどこに属するかをみんな覚えており、
これとにらめっこをして、1日のスケジュールを考えたり、変えたりします。
弊社MJIのオフィスがあるタウンシップはCに分類されていますので、
例)5月31日
第一回停電 06:00~08:00 朝6時前に出社準備完了させなければ
第二回停電 14:00~16:00 14時までにネット接続必須の仕事は終わらせる、全デバイス&パワーバンク充電完了
こんな風に、停電と共に1日があります。
5月はこの停電を乗り切りました。
一息ついたところで、一昨日31日に6月分の計画が発表。
facebookやオフィスで話題沸騰!表が拡散されています。(冒頭でホットだと申しましたのはこのためです)
これに加え、雨季の最中は、
暴風雨を警戒した事前停電、電線切断、電柱倒壊など、バラエティ豊かな停電たちが、いまかいまかと、我々を待っています。
洗濯機回転中。(洗濯板に切り替え)
肉と野菜をフライパンに投入直後。(非常食の乾燥豆または煮干しに切り替え)
シャワー中。(冷水に切り替え・・・は、雨季には寒い。泡だらけの頭どうしましょう)
こちらの都合関係なしに訪れる、神出鬼没の名物です。
魔女の宅急便の文庫版で、
「この世からいろんな魔法が消えたのは本当の”真っ暗”と本当の”静か”が消えたから」
というようなことを、主人公キキがお母さんの教えを振り返るシーンがあります。
夜、停電になると少しの時間、経済成長著しいこの町にも、"真っ暗"と"静か"が帰ってきます。
外は、虫や鳥や声、風のざわめき、空から届く光だけで照らされる世界。
魔女が知っている真っ暗と静かにはずいぶん届かないものでしょうが、
もしかしたら、ミャンマーにはまだ魔法が残っているかも?と思わせてくれるひとときです。
ミャンマーの電気消費量はおよそ10年で16%も増えたそうで、近年はその需要や不足に対応すべく発電所の開発や投資も進んでいます。
わたしたちのお客さまの住む農村部では、ここヤンゴン中心部よりずっと電気の供給が不安定です。
電化率はようやく今年50%に達すると、ニュースで発表されています。
電気が届かないことによる、安全・健康さまざまな面で不自由やリスクがあります。
この名物とも、ミャンマーの"真っ暗"と"静か"とも、隠れているかもしれない魔法とも、お別れの日がそう遠くないうちに来るのかもしれませんが、
お別れと同時に、みんなに、農村部のお客さまのところにも、電気が届くことによる自由や安全がやってくるといいなと思います。
「いいなと思う」というのは少し無責任な言い方に聞こえるかもしれませんが、心からそう思い、現地の実情を伝えることが、一助になるようにと思っています。
昔あった魔法が消えたのは、現代の魔法が届いたからなのよ。
と、こどもたちに言えるように。
今日は、ミャンマー名物その1停電のお話しでした。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ファンド募集期間終了まで、1ヵ月を切りました。
のこり短い間ではございますが、できるだけたくさん、ミャンマーのこと、マイクロファイナンスのこと、弊社MJIのことをお伝えして参ります。
引続き、お付き合いのほど宜しくお願い致します。
MJI ENTERPRISE Co., Ltd.
加藤侑子&スタッフ一同
MJIの加藤です。
いつもご支援をいただき、誠にありがとうございます。
前回お約束の通り?今回は明るいテーマでお話ししたいと思います。
ミャンマー名物その1ということで、ヤンゴンで今とてもホットな話題をお届けいたします。
それは、停電。
ミャンマーの、持って帰ることができない隠れた名物。
わたしが体験した最も長い停電は1.5日です。
2011年以前のこの地をご存知の方はもっと長く過酷な経験をお持ちかと存じます。
これは、村での話ではなく、最大経済都市圏ヤンゴン市内のお話しです。
まずは、こちらの表をご覧ください。

これは、計画停電の日時表です。
色分けされているアルファベットは、タウンシップ毎に振り分けられています。
オフィスや自宅がどこに属するかをみんな覚えており、
これとにらめっこをして、1日のスケジュールを考えたり、変えたりします。
弊社MJIのオフィスがあるタウンシップはCに分類されていますので、
例)5月31日
第一回停電 06:00~08:00 朝6時前に出社準備完了させなければ
第二回停電 14:00~16:00 14時までにネット接続必須の仕事は終わらせる、全デバイス&パワーバンク充電完了
こんな風に、停電と共に1日があります。
5月はこの停電を乗り切りました。
一息ついたところで、一昨日31日に6月分の計画が発表。
facebookやオフィスで話題沸騰!表が拡散されています。(冒頭でホットだと申しましたのはこのためです)
これに加え、雨季の最中は、
暴風雨を警戒した事前停電、電線切断、電柱倒壊など、バラエティ豊かな停電たちが、いまかいまかと、我々を待っています。
洗濯機回転中。(洗濯板に切り替え)
肉と野菜をフライパンに投入直後。(非常食の乾燥豆または煮干しに切り替え)
シャワー中。(冷水に切り替え・・・は、雨季には寒い。泡だらけの頭どうしましょう)
こちらの都合関係なしに訪れる、神出鬼没の名物です。
魔女の宅急便の文庫版で、
「この世からいろんな魔法が消えたのは本当の”真っ暗”と本当の”静か”が消えたから」
というようなことを、主人公キキがお母さんの教えを振り返るシーンがあります。
夜、停電になると少しの時間、経済成長著しいこの町にも、"真っ暗"と"静か"が帰ってきます。
外は、虫や鳥や声、風のざわめき、空から届く光だけで照らされる世界。
魔女が知っている真っ暗と静かにはずいぶん届かないものでしょうが、
もしかしたら、ミャンマーにはまだ魔法が残っているかも?と思わせてくれるひとときです。
ミャンマーの電気消費量はおよそ10年で16%も増えたそうで、近年はその需要や不足に対応すべく発電所の開発や投資も進んでいます。
わたしたちのお客さまの住む農村部では、ここヤンゴン中心部よりずっと電気の供給が不安定です。
電化率はようやく今年50%に達すると、ニュースで発表されています。
電気が届かないことによる、安全・健康さまざまな面で不自由やリスクがあります。
この名物とも、ミャンマーの"真っ暗"と"静か"とも、隠れているかもしれない魔法とも、お別れの日がそう遠くないうちに来るのかもしれませんが、
お別れと同時に、みんなに、農村部のお客さまのところにも、電気が届くことによる自由や安全がやってくるといいなと思います。
「いいなと思う」というのは少し無責任な言い方に聞こえるかもしれませんが、心からそう思い、現地の実情を伝えることが、一助になるようにと思っています。
昔あった魔法が消えたのは、現代の魔法が届いたからなのよ。
と、こどもたちに言えるように。
今日は、ミャンマー名物その1停電のお話しでした。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ファンド募集期間終了まで、1ヵ月を切りました。
のこり短い間ではございますが、できるだけたくさん、ミャンマーのこと、マイクロファイナンスのこと、弊社MJIのことをお伝えして参ります。
引続き、お付き合いのほど宜しくお願い致します。
MJI ENTERPRISE Co., Ltd.
加藤侑子&スタッフ一同