商品企画開発依頼
2017年4月5日
オトゥール濃厚クリームスプレッドファンド
弊社は食品の企画開発を依頼されることがままあります。
それこそ食材はいろいろで、昨日は水産会社の社長様から、「缶詰を作りたいけれど大量に作ってさばけるほどの販路はまだ持っていない。
大手の企業に依頼するというものではないと思う。
少し違ったものを作りたい。」というお話がありました。
この少し違ったというのは付加価値のことだと思います。
では、そんなものができるのかどうか、この方の優先順位は発せられたお言葉とは裏腹で、「付加価値のある缶詰を作りたいけれど、大手の企業に依頼すると高価になるのではないか」ということだと推察しました。
ああ、それではと知り合いの缶詰を試作、ロット百個単位で製造してくれる会社を紹介しましょうとなりました。
人間関係を円滑に保つのは大事ですが、その人間関係を構築するためには表に出ていかなければなりませんが、そういうことが好きで、初めてお会いした方でも概ね自分から話しかけます。
ただ、ヴィジョンが違う場合は疎遠になることもありますが、やみくもに人と知り合うことが目的ではなく、互助が可能な場合はお互いが何かしらの利益を得ることができるものと思います。
今回の場合は、マルシェで知り合った方からのお話で、タロット占いをなさっている女性からコーヒー販売をしている女性に、そして私にというお話です。
弊社の成り立ちは総合事業化計画に則った六次産業化製品の開発、農業の事業化をテーマにしています。
最近、トランプ政権の意向によってとん挫したふうに見えるTPPも、往時は推進方向に進んでいました。
以前、六次産業認定農業者を集めた県の式典で、大量のトマトジュースと販促宣伝物を作ってしまったものの、販路がなくて困っているという農業事業体が、窮状を訴えていたことがあります。
それに答えているのが、県の職員と大学の教授でした。
果たして彼らパネラーがマーケットを知っているのか、はなはだ疑問でした。
案の定、的外れな返答ばかりで、困っている農業者の助けになったとは思えませんでした。
そのトマトジュースを作った農業者は、作れば売れると思ったのかもしれません。
彼らは依頼先を間違えていたのです。
僕が取った手法は、自社店舗を持ち、マーケットを知っているし持っている会社に依頼し、原料を渡して製品を作ってもらうこと、そのうえにこちらとその会社のダブルネームで販売してもらうことでした。
ただ、間違えてはいけないことは、確かにその会社は業界でも名前が通っていますから、それなりの販売量は見込めます。
しかし、販売責任の全てを請け負うわけではありません。販社ではないのです。
やはり自社の商品である以上、依頼した人々も営業努力が必要です。
マーケットを知っているということはターゲット層も決まってくるわけです。
弊社の場合は、95%以上が、30歳代、40歳代の女性で、ファッションや話しぶりなどで概ねの家庭所得も見えます。
商品それぞれで違いますが、小売店に売り込む場合も、どんな店に持って行けばいいのかもわかってきます。
翻って、そういった商品をつくる場合、最初から何を作るかを決めてかかってはいけません。
ジュース、カレーは作ってはいけません。
一番簡単に作れるけれど、売りにくいと言われている商品です。
750㏄瓶詰のミカンジュース、1本1750円は量販店では取り扱ってくれません。
道の駅で何本売れるんでしょう?
巷にあふれる制作会社のマーケットリサーチに頼ってはいけません。
彼らは道行く人々に、何を聞くのでしょうか?
そういったエビデンスはメーカーやショップが持っているのです。誰が赤の他人に渡すのでしょうか?
私はメーカーと制作会社に勤務していました。
一時、メーカーの販促宣伝にも立ち会いました。
とあるターゲット層が反応してくれる商品、お店で取り扱いやすい商品、どれくらいの量が売れるのかといったことを考え、社内で対応できない場合は知っているメーカーをご紹介します。
もしかすると、缶詰の販売もするかもしれません。
うちのレシピで。
「甘いのか?」とお聞きくださるな。
オイルサーディンを思い浮かべて、それを使ったレシピを検索しました。
またまたそれに合うお酒に悩んでいるだけです。
それこそ食材はいろいろで、昨日は水産会社の社長様から、「缶詰を作りたいけれど大量に作ってさばけるほどの販路はまだ持っていない。
大手の企業に依頼するというものではないと思う。
少し違ったものを作りたい。」というお話がありました。
この少し違ったというのは付加価値のことだと思います。
では、そんなものができるのかどうか、この方の優先順位は発せられたお言葉とは裏腹で、「付加価値のある缶詰を作りたいけれど、大手の企業に依頼すると高価になるのではないか」ということだと推察しました。
ああ、それではと知り合いの缶詰を試作、ロット百個単位で製造してくれる会社を紹介しましょうとなりました。
人間関係を円滑に保つのは大事ですが、その人間関係を構築するためには表に出ていかなければなりませんが、そういうことが好きで、初めてお会いした方でも概ね自分から話しかけます。
ただ、ヴィジョンが違う場合は疎遠になることもありますが、やみくもに人と知り合うことが目的ではなく、互助が可能な場合はお互いが何かしらの利益を得ることができるものと思います。
今回の場合は、マルシェで知り合った方からのお話で、タロット占いをなさっている女性からコーヒー販売をしている女性に、そして私にというお話です。
弊社の成り立ちは総合事業化計画に則った六次産業化製品の開発、農業の事業化をテーマにしています。
最近、トランプ政権の意向によってとん挫したふうに見えるTPPも、往時は推進方向に進んでいました。
以前、六次産業認定農業者を集めた県の式典で、大量のトマトジュースと販促宣伝物を作ってしまったものの、販路がなくて困っているという農業事業体が、窮状を訴えていたことがあります。
それに答えているのが、県の職員と大学の教授でした。
果たして彼らパネラーがマーケットを知っているのか、はなはだ疑問でした。
案の定、的外れな返答ばかりで、困っている農業者の助けになったとは思えませんでした。
そのトマトジュースを作った農業者は、作れば売れると思ったのかもしれません。
彼らは依頼先を間違えていたのです。
僕が取った手法は、自社店舗を持ち、マーケットを知っているし持っている会社に依頼し、原料を渡して製品を作ってもらうこと、そのうえにこちらとその会社のダブルネームで販売してもらうことでした。
ただ、間違えてはいけないことは、確かにその会社は業界でも名前が通っていますから、それなりの販売量は見込めます。
しかし、販売責任の全てを請け負うわけではありません。販社ではないのです。
やはり自社の商品である以上、依頼した人々も営業努力が必要です。
マーケットを知っているということはターゲット層も決まってくるわけです。
弊社の場合は、95%以上が、30歳代、40歳代の女性で、ファッションや話しぶりなどで概ねの家庭所得も見えます。
商品それぞれで違いますが、小売店に売り込む場合も、どんな店に持って行けばいいのかもわかってきます。
翻って、そういった商品をつくる場合、最初から何を作るかを決めてかかってはいけません。
ジュース、カレーは作ってはいけません。
一番簡単に作れるけれど、売りにくいと言われている商品です。
750㏄瓶詰のミカンジュース、1本1750円は量販店では取り扱ってくれません。
道の駅で何本売れるんでしょう?
巷にあふれる制作会社のマーケットリサーチに頼ってはいけません。
彼らは道行く人々に、何を聞くのでしょうか?
そういったエビデンスはメーカーやショップが持っているのです。誰が赤の他人に渡すのでしょうか?
私はメーカーと制作会社に勤務していました。
一時、メーカーの販促宣伝にも立ち会いました。
とあるターゲット層が反応してくれる商品、お店で取り扱いやすい商品、どれくらいの量が売れるのかといったことを考え、社内で対応できない場合は知っているメーカーをご紹介します。
もしかすると、缶詰の販売もするかもしれません。
うちのレシピで。
「甘いのか?」とお聞きくださるな。
オイルサーディンを思い浮かべて、それを使ったレシピを検索しました。
またまたそれに合うお酒に悩んでいるだけです。