グッドデザイン賞シリーズvol.3
2017年3月20日
仙台箪笥 monmayaファンド1

グッドデザイン賞シリーズ第三弾の本日は、2011年度に初回に紹介した二尺猫足と同時受賞した「壱番」のご紹介をさせていただきます。写真撮影のご報告ブログの際には新作の黒鉄の「壱番」をご紹介しましたが今回は仙台箪笥ならではの塗りの技法である木地呂塗りの「壱番」になります。
30以上ある工程を経て仕上がる木地呂塗りは、そのあまりの手間から漆器含めて他の工芸品では一切使われていないある意味幻の技法です。しかしながら、その仕上がりの美しさには息をのみます。厚みがあるにもかかわらずけやきの美しい木目が透けて見え、のぞき込むと顔がはっきりと映り込むほどの鏡面に仕上がります。
伊達政宗の流れを汲む武士の箪笥である仙台箪笥には、随所に伊達政宗の伊達男っぷりが反映されており、実用以上に見た目の美しさが重視されたとても珍しい工芸品です(笑)
そのせいか、海外セレブをはじめ国内の著名人にも多くの贈答実績がございます。是非、一度その美しさを生でご覧になってください。