徳之島のソテツの話
2015年5月30日
徳之島 玉黄金たんかんファンド
徳之島のソテツの話をします。
徳之島には、観光スポットとして金見崎ソテツトンネルという200mを超える自然にできたソテツのトンネルがありますが、島全体の至るところにソテツが自生しています。
観葉植物としてよく見かけるソテツですが、実のなり方が意外にグロテスクだったり、毒を持っていたり、私たちの知らないことがとっても多いです。
昔、食糧難のとき食料としてソテツが利用されていました。
ソテツには猛毒があり食用とする場合、十分水に浸し毒抜きが必要です。
毒抜きが不十分で毒にやられることを「ソテツ地獄」と言われました。
幹から取った澱粉で粥を作ったり、実を割って芯と玄米を混ぜて蘇鉄味噌を作ったり。先人の知恵と言いますか、あますことなくソテツを活用されていたそうです。
現在は、おもに観賞用にソテツがあり、幹の頭頂部が扇型に広がる希少なシシ(獅子)ソテツはインターネット等で高値で取引きされるほどです。
写真は、倒れかけたソテツの木に新芽が出て、だんだん大きくなって来た様子。徳之島ではあちらこちらでこのようなソテツが見られます。一度見に来られてはどうでしょうか?