斉吉魚問屋便り「ばあちゃん 磯まわり」
2012年2月5日
斉吉商店ファンド
朝は-10度。痛いような寒さの日が続いています。浜へ降りた時の寒さは、なお一層です。こうなると、「春は少しずつやって来るはず」と、気配探しをしたくなります。
真っ先に思い浮かび、「どうだべ?」と思うのが、わかめを始めとする海藻の様子です。柔らかい新芽のわかめが採れるころ、浜近くの暮らしには「磯まわり」の仕事があります。
「まつも」や「ふのり」採りです。潮の引いた磯に長くつを履いて降り、冷たい風と冷たい海水のなか、岩から海藻を刈ります。とれた海藻は担いで、坂をずっと上って家に持ち帰り、細かいごみを丁寧に取り除き、天日に干します。
主役は、ばあちゃん。
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