高品質な冷凍水産物の普及へ向けて

2015年8月6日
美味しさ引き出す 播磨灘天然魚ファンド

来週、香港で行われる展示・商談会に向けてサンプル商品の出荷をしました。
弊社の強みである「冷凍商品」の普及が第一目的に掲げてあります。
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しかし「冷凍品 = 粗悪品、値段が安い」は、世界共通の定説になっています。
はりかいの国際営業部は、「めっちゃ美味しくて高品質な冷凍水産物」へと概念の転換をしてもらえるよう努力していきます。

一方、弊社にとって追い風になるかもしれないニュースがありました。

今月からアメリカのニューヨークでは、鮮魚の刺し身や寿司の提供が禁止され、冷凍品の使用が義務づけられることになりました。ニューヨーク市保健当局が、生魚料理について冷凍の魚のみを使用するよう条例を改定したのです。

元々、生の水産物には寄生虫が付いている場合が多いのです。生食文化の発達した日本では、そのリスク回避を調理人が行っています。

「すし」ブームにより、安易に生の切り身を提供し、寄生虫の付いた商品が発覚してしまった結果、ニューヨーク市保健当局が規制に乗り出したわけです。

欧米から導入されている「HACCP」という衛生基準を鑑みると、今回のニューヨーク市保健当局は妥当な対応となります。

一方、日本の「魚介類の生食文化」は、そのような問題を理解した上で「生食」と向き合ってきました。


要するに、予測される危険・危害を排除する考え方のHACCPと日本の生食文化は、お互いに相反した概念に基づいたものとなります。

日本の「すし、さしみ」を世界できちんと広めるためには、「鮮魚調理ついての教育」も一緒に輸出しなければならなかったかもしれません。日本の「すし、さしみ」は商売先行で、そこに潜むリスク回避がおろそかになっていました。


ノルウェーから「サーモン」が入ってきた時のことを思い出してください。
ノルウェー政府と業者が一体となって「寄生虫のない、生で安全なサーモンを作って持ってきました」と宣伝してました。商売とリスク回避が出来ていたからこそ、「サーモン」は世界的に売れるようになったと思われます。


今後、鮮魚の取り扱いが、各国においてどのように変わってくるのか、注目していきたいと思っています。

ファンド情報

美味しさ引き出す 播磨灘天然魚ファンド
有限会社播磨海洋牧場
会計期間
2015年6月1日 ~ 2020年5月31日
一口
31,710
償還率
93.64 %
参加人数
157
調達実績
10,020,000
【ご留意事項】
当社が取り扱うファンドには、所定の取扱手数料(別途金融機関へのお振込手数料が必要となる場合があります。)がかかるほか、出資金の元本が割れる等のリスクがあります。
取扱手数料及びリスクはファンドによって異なりますので、詳細は各ファンドの匿名組合契約説明書をご確認ください。
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