寿しは、純日本食ではないのです

2017年2月5日
北海道 いずしファンド

前回は、日本の現在の一般的な「寿し」と呼ばれる、江戸前
寿司の
原型である「なれずし」は、日本ではなく東南アジア
がその
ルーツであることをお伝えしました。

 

今日は、その東南アジアで生まれた「なれずし」がいつ頃、

どうやって日本に伝わったのか?を掘り下げてみたいと思います。

 

今のように冷蔵庫も無かった古代紀元前、当時から世界屈指の

穀倉地帯だった東南アジアの山岳地帯では、貴重なタンパク源

である川魚を、豊富な米で自然発酵させて保存する方法を生み

出します。それが今でいう「なれずし」の原型でした。

 

今でも、タイでは「プラーソム」、カンボジアでは「プオーク」

ミャンマーでは「ンガチン」などと呼ばれ、馴れずしが親しまれ

ているそうです。

 

面白いのはいずれの国でも、それらは「酸っぱい魚」という意味

を持っていることです。分かるような気がしますよね・・・。

 

ただ、その発祥時期ですが、その地域ごとに、紀元前から作って

いるという部族もあれば、紀元6世紀位からではないか・・・と

言う説もあり、ハッキリはしないとのことです。

 

その東南アジアで生まれた「馴れずし」が、やがて中国大陸を

北上し、日本に渡って来ます。その時期は、3世紀頃と言われて

いますが、当時は日本と中国は盛んに交流が行われていた時期で、

その民間交流の中から伝わったのではないと言われています。

 

また、お隣の韓国の日本海側にも「シッケ」と言って、スケソウ

ダラの身を、糀ではなく麦芽を使って発酵させる馴れずしの一種

があるそうで、韓国らしく唐辛子を大量に使うそうですね。

 

こうやって、日本に上陸した「馴れずし」は、その後日本独自の

発展、進化を遂げることになります。

 

それは、また次回お伝えします。

今日も読んで頂き、誠に有難うございました。

資料文献提供は、日比野光敏先生によるものです。

 

写真は、我が国寿司研究の第一人者で日本食文化研究家の日比野

光敏先生です。
https://pat.securite.jp/data/blog/archive/original/31059.JPG

 


ファンド情報

北海道 いずしファンド
株式会社中井英策商店
会計期間
2017年11月1日 ~ 2019年10月31日
一口
32,400
償還率
94.79 %
参加人数
159
調達実績
5,250,000
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