私達の想いー熊本地震を偲んでー
2025年4月16日
東海大学発 未来の健康を育む乳酸菌ファンド
株式会社プロバイオ・代表取締役CEOの木下です。
まずは、これまでにご出資いただいた方々に厚く御礼申し上げます。
弊社は、東海大学農学部食生命科学科・食品バイオ化学研究室の長年にわたる乳酸菌や発酵食品の研究成果を社会に還元するために設立されました。私、木下は代表取締役をする傍ら、そこで准教授として研究も行っています。
今日はこの会社を立ち上げるキッカケについて少しお話させていただきます。
本日、4月16日は私達にとっては忘れられない日です。それは熊本地震(本震)が起こった日だからです。
熊本地震では4月14日と16日の二度大きな揺れが起こりました。特に16日の揺れによる被害は深刻なものでした。私は当時、震度7の揺れが観測された熊本県西原村で震災に遭いました(東日本大震災では当時宮城大学に奉職しており、宮城県仙台市におりましたので二度目の大きな地震でした)。元々阿蘇のキャンパスに農学部がありましたが、震災で使用できなくなり、今では熊本県の震災遺構になっております。ロビン像もありますので熊本に起こしの際はぜひお立ち寄りください。





この地震で東海大学農学部の学生3名の尊い命が失われました。2年前に空港近くに新しいキャンパスができ、今はそこで研究を行っていますが、そこには農学部として熊本地震のこと、亡くなられた同志のこと忘れないために、慰霊のためのモニュメントが設置されております。本日は、そこに献花台が設けられ私も祈りを捧げてきました。早いものであれから9年経ちましたが今でも当時の震災の状況はリアルに目に浮かびます。残された私達は彼・彼女らの分も前向きに一生懸命生きなければならないと心新たにしました。
実は、弊社の前社長である中島も私以上に、熊本地震で大変な目にあっています。彼も東海大学出身で、当時、入学したての新入生でしたが、当時住んでいたアパートの1階部分が倒壊し、生き埋め状態となり九死に一生を得る体験をしています。その後、私の研究室に入り、ベンチャー立ち上げ時に私が誘って、学生社長になってもらいました。そんな中島も私と同じ想いで「社会に貢献したい」という強い気持ちを持っています。今年3月に博士号の学位を取得し、現在は日本学術振興会特別研究員に採択されたため(多くの学生がいる東海大学で当時採用されたのは彼含めたった3名でした)、一時的にプロバイオの業務から離れておりますが、大学での研究部門で活躍してくれています。1年後はまたプロバイオ社長に復帰する予定ですが、このブログでは彼目線での記事を書いてもらおうと思っています。
実はその中島の研究テーマが豆乳ヨーグルトの認知機能に関する研究でした。その内容については、また別日にアップしたいと思いますが、非常に面白い研究データが得られています。
私は震災においてあまりにも無力でした。でも自分にできることは何かと考え、自分の得意とすることで社会に貢献しようと思い、株式会社プロバイオを立ち上げました。お陰で2倍忙しくなりましたが、この想いがあるから頑張れるし、続けられている気がします。まだ会社としてはヨチヨチ歩きですが、長年の研究に裏付けられた「本物」を提供していきますので応援の程、よろしくお願いいたします。
また、数年前には商品開発サークルも立ち上げ顧問もしています。実はその初代サークル長が今、唯一の社員としてプロバイオで奮闘しています。その視点からも記事を投稿してもらおうと思っていますので楽しみにしていてください。
今日は少し暗い記事となりましたが、会社は明るく元気に取り組んでいますので、その様子もまた投稿したいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
まずは、これまでにご出資いただいた方々に厚く御礼申し上げます。
弊社は、東海大学農学部食生命科学科・食品バイオ化学研究室の長年にわたる乳酸菌や発酵食品の研究成果を社会に還元するために設立されました。私、木下は代表取締役をする傍ら、そこで准教授として研究も行っています。
今日はこの会社を立ち上げるキッカケについて少しお話させていただきます。
本日、4月16日は私達にとっては忘れられない日です。それは熊本地震(本震)が起こった日だからです。
熊本地震では4月14日と16日の二度大きな揺れが起こりました。特に16日の揺れによる被害は深刻なものでした。私は当時、震度7の揺れが観測された熊本県西原村で震災に遭いました(東日本大震災では当時宮城大学に奉職しており、宮城県仙台市におりましたので二度目の大きな地震でした)。元々阿蘇のキャンパスに農学部がありましたが、震災で使用できなくなり、今では熊本県の震災遺構になっております。ロビン像もありますので熊本に起こしの際はぜひお立ち寄りください。






この地震で東海大学農学部の学生3名の尊い命が失われました。2年前に空港近くに新しいキャンパスができ、今はそこで研究を行っていますが、そこには農学部として熊本地震のこと、亡くなられた同志のこと忘れないために、慰霊のためのモニュメントが設置されております。本日は、そこに献花台が設けられ私も祈りを捧げてきました。早いものであれから9年経ちましたが今でも当時の震災の状況はリアルに目に浮かびます。残された私達は彼・彼女らの分も前向きに一生懸命生きなければならないと心新たにしました。

キャンパス内に設置されているモニュメント
実は、弊社の前社長である中島も私以上に、熊本地震で大変な目にあっています。彼も東海大学出身で、当時、入学したての新入生でしたが、当時住んでいたアパートの1階部分が倒壊し、生き埋め状態となり九死に一生を得る体験をしています。その後、私の研究室に入り、ベンチャー立ち上げ時に私が誘って、学生社長になってもらいました。そんな中島も私と同じ想いで「社会に貢献したい」という強い気持ちを持っています。今年3月に博士号の学位を取得し、現在は日本学術振興会特別研究員に採択されたため(多くの学生がいる東海大学で当時採用されたのは彼含めたった3名でした)、一時的にプロバイオの業務から離れておりますが、大学での研究部門で活躍してくれています。1年後はまたプロバイオ社長に復帰する予定ですが、このブログでは彼目線での記事を書いてもらおうと思っています。
実はその中島の研究テーマが豆乳ヨーグルトの認知機能に関する研究でした。その内容については、また別日にアップしたいと思いますが、非常に面白い研究データが得られています。
私は震災においてあまりにも無力でした。でも自分にできることは何かと考え、自分の得意とすることで社会に貢献しようと思い、株式会社プロバイオを立ち上げました。お陰で2倍忙しくなりましたが、この想いがあるから頑張れるし、続けられている気がします。まだ会社としてはヨチヨチ歩きですが、長年の研究に裏付けられた「本物」を提供していきますので応援の程、よろしくお願いいたします。
また、数年前には商品開発サークルも立ち上げ顧問もしています。実はその初代サークル長が今、唯一の社員としてプロバイオで奮闘しています。その視点からも記事を投稿してもらおうと思っていますので楽しみにしていてください。
今日は少し暗い記事となりましたが、会社は明るく元気に取り組んでいますので、その様子もまた投稿したいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
株式会社プロバイオ
代表取締役CEO 木下英樹
代表取締役CEO 木下英樹