泡盛倉庫のご紹介~その2~
みなさんこんばんは。
月曜日の夜はいかがお過ごしでしょうか?
今夜も引き続き、泡盛のお話をお送りします。
前回は、文化あるお酒はしっかりお話(喋る)することができるとお話させていただきました。
みなさんは、お酒と会話していますか?
たとえば。。。
《和食屋さんにて・・・》
大将に紹介された日本酒を口にした時『うまいっ!!』と感じたら
『ちょっとボトル見せてもらえますか?』
って聞いたりしていませんか?
~ふむふむ~
~〇〇県の日本酒は初めてだなぁ~
~純米なのか~
~酒米はこれか~
アルコール度数や値段だけではない多くの情報を探し、ボトルから読み取れる声を拾ってますよね。
さらに、もっとお酒の声を聴きたいときには、大将にお酒の情報を聞き出しているはずです。
その時、大将はお酒の通訳者なんですね。
これはワイン、ウィスキーなどにも言えることでしょう。
そして、泡盛もちゃんと声を持っています。
日本初の蒸留酒として600年前に産声をあげたお米からなる泡盛。
琉球の豊かな文化の発展と共に泡盛も着実に成長していきました。
それは飲むという行為を超えた『道』の世界もあったことでしょう。
盃の中に入る100年以上の古酒泡盛と向き合い、対話を楽しむ優雅なひと時。
戦争さえなければ100年古酒は当たりまえ、200年古酒まであったと言われています。
今の時代でも意図的に育てられた100年古酒(ビンテージ)はウィスキーにも、ワインにも存在しないはずです。
それが200年だなんて。。。
一体、なぜそこまで熟成させたのでしょうか?
どのような人々が楽しんだのでしょうか?
どのような場面で飲んだのでしょうか?
合わせる食べ物は?
酒器は?
そんな文化ある泡盛の世界は70年前の戦争で何百年という古酒も、飲み方も滅びかけてしまいます。
全てが破壊された、地上戦のあと、、、
生きることに懸命だった時代に文化と向き合うゆとりは存在しなかったでしょう。
いつの間にか、泡盛の声を聴かなくなっていったのです。
あれから70年、
戦後を生きた多くの先輩たちのお陰で、泡盛は私たちの身近に当たり前のようにあり、その声を取り戻しつつあります。
150年前にあった琉球王国
その国酒であった泡盛。
今日は泡盛を飲みながらゆっくり会話をしてみませんか?
泡盛の声が聞こえづらいかたは。。。
ぜひ泡盛倉庫へお越しください。
泡盛のあるがままの声を皆様に寄り添ってご案内させていただきます。
泡盛倉庫
比嘉康二
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