ハバネロがもたらす効果とは!?
2014年7月17日
京はばねろ 篠ソースファンド

ハバネロは今でもメキシコのユカタン半島で食べられているものですが、他の唐辛子と比べて香りが香水みたいだと言われており、内臓を活発に動かす効果があるためなのか、胃薬に使われたりするようです。
「この唐辛子は辛いけど、胃に負担がかからない。ハバネロだけが胃に害に問題を起こさない。自分の精神状態にぴったりくるもので、これは他の唐辛子にはない何らかの作用があるはず。」
これは、ユカタン先住民のマヤ人やユカタン以外に住む人も言うようです。
「唐辛子マニアは、辛い刺激性の化学物質が引き起こす生理的変化を楽しむのだ。」というペンシルバニア大学の心理学説があります。
唐辛子が引き起こす、火傷をしたような知覚に対する脳の反応で、カプサイシンが神経に働きかけて痛みの物質だと間違って脳に伝達し、それを取り除こうと体の配管系をフルに動かして痛みを取り除こうとします。
カプサイシンで体を傷つけられたと認識した脳が、体内の鎮痛剤のエンドルフィンを分泌するのですが、そのエンドルフィンで高揚感を引き起こすというわけです。
しかし、唐辛子は一切体には何の害も与えていないのです。内臓の組織を焼いたり、穴をあけるような事は起きていないのです。
あちらの医者曰く、他の唐辛子は胃痛、腹痛、結腸障害、胃炎、痔などを招く恐れがあるようですが、ハバネロが原因とされる病気に出会った事は無いそうです。
ただひたすらエンドロフィンが継続的に放出されることで快感が高められていくのです。
唐辛子が口そのものに何らかの働きがけをするという研究もされています。
唐辛子が口そのものに何らかの働きがけをするという研究もされています。
他の香辛料に比べるとハバネロは、食べ物そのものに芳香や風味を加えて食べやすくさせるのではなく、口の感受性を高め、食べ物の感じ方に対する考えが徹底的に変えられる食物として役割があると言われているのです。
ハバネロの辛さは口当たりがよく、豊かな風味があり、食べた時は頭がふわりと浮いた気分になり、ハイな気分になって軽い意識混濁が起こるくらいで、ユカタンではなんと、ハバネロが無いと食べ物の味がしないというのです。
現地ではどこの家にもハバネロを庭で栽培しているらしいのですが、ユカタンはマヤの人々の心のふるさとであり、その土地の人間であるマヤの人達は他の唐辛子を軽蔑して食べない上に、マヤの人達が自分たちの唐辛子と呼んでいるこのハバネロは、ユカタン半島でしか栽培されないと長年言われてきたのです。
あちらでは子供も3歳になればハバネロをよろこんで食べるようになり、ニワトリもヤギも犬も大好物だといわれています。しかし、やはりあちらでもハバネロの辛さには森の動物たちは逃げ出すようで、鹿やウサギ、サルなどの被害は受けないそうです。
しかし、今ではこの遠い日本の京都でもハバネロが作られると聞けばどのように思われるでしょうか?
京都のハバネロは現地の人にどう評価して頂けるのか一度食べてみて欲しいですね。
ハバネロを愛する現地の方

ハバネロを愛する現地の方