マイクロファイナンスと社会起業家とAWSENサミット参加記録(DAY2)

2019年10月29日
LIPミャンマーMJI貧困削減ファンド1

ミャンマーからこんにちは。
MJIの加藤です。

本日は、昨日に続きAWSENサミット2019 沖縄参加記録の2をお届けします。
参加記録1、もといわたくしの緊張記録はこちらをご覧くださいませ。
AWSENのご紹介はこちら

「誰ひとり取り残さない」ために私達が出来ること、日本とアジアを繋ぐ沖縄から生み出すSDGs実現への一歩。今回サミットのテーマです。
それでは、DAY2へ参りましょう。


【DAY2】
 祈りと自然と経済 私たちが共に生き、創る未来
 持続的な地域と起業家 アジア各地の社会起業家たちの挑戦とそれを支援する動き
 女性起業家たちのこれまでの挑戦・学び・これからについて ここだから語れること
 ※太字:加藤登壇

まずは朝起きて、ええーっ!
AWSENサミットのメディアスポンサーである琉球新報さまの朝刊です。

中ページ見開きフルカラー!
朝一番にこれを拝見し、ますますDAY2への気合が入ります。


▲こちらは加藤記事クローズアップ、DAY1の緊張スピーチについて書いていただいています、感謝です!

会場には、昨日のDAY1からDAY2へのかけはしとなる仕掛けが。
スピーカーが話した言葉をリアルタイムでグラフィックに落としていく「ことばグラフィック」。
言葉を目に見える絵にして繋いでいく。
登壇者ひとりひとりのグラフィックを作っていただきました。

▲グラフィック作成中の様子。描いて下さっているのはことばグラフィッカーのちょこさん。

DAY2の「女性起業家たちのこれまでの挑戦・学び・これからについて」は、ブレークアウトセッション。グラフィックと共に参加者の方々と輪になってお互いに感じたこと、質問、不安も含め思いを交換します。

▲ブレークアウトセッションの様子

こちらはDAY2のようすを書いて下さっている琉球新報さまの記事です。
詳しい内容は是非こちらもご覧くださいませ。
職業・バックボーン・年齢・出身地・顔・匂い、あらゆるものが異なるひとたちが自由に共有できる空間でした。

約60分間のセッションを2回転行ったのですが、共通してみられた問いがありました。
・どうやってモチベーションを保つの?
・どうやったらモチベーションをあげられる?
・いつどこに働き甲斐を感じる?
・どうやって働き甲斐を見つける?

「働き甲斐」と「モチベーション」。
マズローの五大欲求とか言われても後半の高尚な欲求は理論的に理解できていませんが・・・

わたくしの場合、興味は常に「人」にあります。
仕事においては、大きく「社内の人」、「お客さま」、「社外の人」。プライベートでは「好きな人・大切な人」、「それ以外の人」。そして「自分自身」。
喜びも悲しみも、その人々との繋がりの中に発生します。
当然、モチベーションになるものもその箱の中です。

会社員時代
●上司の役に立てたら嬉しいし褒めてもらえたら嬉しい(褒められたいと伝えていた気がする)
●自分の上司が他から褒められる評価される姿をみたら嬉しい(そしてすぐ祝う)
●お客さま、社外の人からお礼の言葉を受取ったり、他の誰かから「喜んでいらしたわよ」と聞くと嬉しい

「嬉しい」「幸せ」「好き」「したい」が次の「もっと頑張ろう」に繋がっていました。
会社で働いていれば、そこにお給料や役職や賞などの結果がついてくるとモチベーションはさらに増しますね。

今現在
●スタッフの成長する姿、新しい事が出来るようになっていく姿を見ると幸せ(やめたスタッフも)
●お客さまの事業が大きくなる様子、生活が良くなっていく様子を見られる聞けると幸せ(至極)
●お客さまの子供が進学・就職・夢がかなった話を聞けると幸せ(理念でもあり、何よりお客さまの子供=お客さまにとって嬉しいことだから)

今のわたくしですと、これらに経営数値がついてくる事で喜びは増します。また、数値に対しては喜びとは異なる経営責任もありますので、そこもモチベーションです。

とはいえ、「●●とソリが合わない」「部署内の仲が悪くて」などなど、いろんな事情が・・・
わたしもありました。MJIでも、やっぱりスタッフ同士の不仲やいざこざは0ではありません。

全人類を愛せよ!とは言えませんし出来ませんが、その状況でも「相手を知ろう」とする行為行動並びに心の働きには価値があると信じています。
少なくとも、何らかの、自身の決断によって選んだ道の途中で出会ったその人です。深入りしなくていいし、無理して深く付き合う必要もない。ただ、自分の決断の延長線上に派生して出会う事象に「知ろうとする」くらいの行動はとっても減るもんじゃねえ、と思っています。
結果、その愛が報われなくても、その相手と分かり合えなくても、自分の中に「人に向き合おう」とした経験と思い出は残ります。
次に、他の誰かと分かり合おうとしたとき、必ず生きる。

これらはわたしの例ですが、セッションの中でのお話しと気付きを交えて、ここにご紹介をさせて頂きました。
キラキラワードを並べたように見えるかもしれませんが、勿論、過程や前後に負の感情、ブラック加藤も入ります。人ですので。そこはまたの機会に・・・。

「働き甲斐」と「モチベーション」。
シンプルな日常に起きるすべての中に、大切なことは妖精のようにひょっこり座っているはず。
目に映るすべての事はメッセージ。
大好きな映画の、大好きな歌の、大好きなフレーズ。
最近よく聞いています。

セッションで「働き甲斐」、「モチベーション」について質問を下さったみなさまが、素敵なメッセージを見付けられますようミャンマーから祈っております。


もうひとつ、この問いに関連する興味深いスピーチがDAY1でありました。

占部まり先生(宇沢国際学館・取締役)
「無意識も最終的には脳内で経験に裏打ちされたものである」
大室悦賀先生(長野県立大学グローバルマネジメント学部教授ソーシャル・イノベーション創出センター長)
「文化人類学的に人類史上150人以上の組織は存在しない、150人以上は脳の構造上エラーが発生する、だから巨大組織はヒエラルキーがないと維持できない」
※表現に誤りがありましたらご指摘頂けますと幸いです。。。

占部先生のお話しは、自分の考えに近いものでとても嬉しくなりました。
言葉やその深みは全く及ばぬものですが、わたしは「生きるという事は想い出を作ること」だと考えてきました。つまり肉体的・精神的経験です。
自分たちが日常的に行う判断・無意識の行動が、その肉体的・精神的経験=想い出が礎になっているのだとしたら、この一瞬一瞬をどういう想い出にするかというアクションがどれだけ大切か。
そう考えれば、今に心と行動がフォーカスされ、モチベーションもそこに導かれていくような気がします。
これからも素敵な思い出を作り、持ち、またそれを提供できるようなMJI、チーム、自分自身でありたいと強く思います。

大室先生のお話しは、わたしもMJIにとってもハッとさせられるものが沢山ありました。
MJIのスタッフ、現在106名。残り44名。。。
フィロソフィーマッチを重視したチーム・環境づくりを心に決めていたがまさかの脳の構造エラー発生!?どうしよう!!?
もし、ヒエラルキーが脳の構造エラーを補うためのものなのだとしたら、「働き甲斐が・・・」と思うひとは自分の所属する組織・コミュニティーの構造を根本から見つめ直したり、所属先を変えたりするのもひとつなのかもしれません。
その前後も示唆に富むお話しが繰り広げられており、その中の「プロセスを徹底することで、カルチャーが残り、ファンができ、負担なく差別化に繋がっていく」というお話しが印象に残っています。

MJIが100人というチームになったこの節目に、重要な学びを、スタッフと共に体験させて頂いたことに感謝でいっぱいです。
そんな、至福の想いと、次のステップへのやる気でいっぱいで、DAY2を終えました。


最後までお付き合いを頂きありがとうございました。

ここでご紹介できていない、素晴らしいお話し、アカデミックなセッションも多数ござました。
繰り返しになりますが、わたくしの文章ではなかなか会のすばらしい様子がお伝えしきれませんので、是非リンク等ご覧いただけますと幸いです。

これでAWSENサミット2019は終了なのですが、2日間のイベントの前には学びのツアーやスタッフ沖縄珍道中などたくさんの想い出があります。
次回は、AWSENサミット番外編として、ツアーや交流会の様子もお伝えさせて頂きたいと思います。

MJI Enterprise Co., Ltd.
加藤侑子&スタッフ一同


ファンド情報

LIPミャンマーMJI貧困削減ファンド1
ワラム株式会社
会計期間
2019年8月23日 ~ 2025年8月22日
一口
31,500
償還率
運用中
参加人数
461
調達実績
40,680,000
【ご留意事項】
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