【宮寒梅】 自社田栽培と農家さんとの契約栽培
皆様こんにちは。いつも応援ありがとうございます。
「宮寒梅」醸造元 合名会社 寒梅酒造 5代目の岩崎真奈です。
ここ最近、秋晴れの日が続いています。朝晩は、15度位まで冷え込むようになってきました。
そして、いよいよ明日から当蔵でも稲刈りが始まります。
社長が稲刈りの準備を着々進めていました。
当蔵の先代は、もともと農家でした。地主だった「岩﨑 碩次郎」氏がその米を使用し清酒を醸しました。
そして当時、岩崎酒造を立ち上げました。
戦時中、コメ不足により一時製造を中止しましたが、戦後「合名会社 寒梅酒造」として復活し現在に至ります。
社長の父も農家の血を引き継ぎ、米作りに専念しました。
「美山錦」の種籾を宮城県に初めて持ってきて栽培を始めたのは社長の父と云われています。
現在、社長自らが3種の酒米「美山錦」「愛国」「ひより」を栽培し、そのほか「ササニシキ」「ひとめぼれ」も栽培しています。
自社田で補えない米に関しては、すべて宮城県内の信頼のおける農家さんに依頼しています。
その一つが、宮城県にある「有限会社 エヌ.オー.エー」通称N・O・A(ノア)さんです。
循環型農業を行っており、藁、牛糞、堆肥というスタイルで、土づくりから徹底し米を作ってもらっています。
おもに、「美山錦」を中心に酒米を栽培していただいています。
また、当蔵で使用している「蔵の華」。これは、宮城県大崎市の鳴子鬼首という温泉地にある農家さんにおねがいしています。
NPO法人 鬼首山学校協議会を通じ、過疎化が続くこの鬼首地区を活性化させていきたいという当蔵の願いもあり、依頼し栽培してもらっています。
酒造りを通じ、私たちも地元の方たちとともに地域活性を行っていけたらと強く望んでいます。
ここは、コメどころなのでこの耕土の素晴らしさや米の旨さも一緒に伝達していけたら・・・と思います。