マイクロファイナンスと社会起業家とAWSENサミット参加記録(DAY1)
ミャンマーからこんにちは。
MJIの加藤です。
青い海、青い空、オリオンビールの沖縄を離れ、訪沖したスタッフ共に、現実と現場に戻り新しい期の中で走り出しています。
先日ご案内しましたAWSEN アジア女性社会起業家ネットワーク サミット2019は、おかげさまで大盛会となりました。
本日は、わたくしの講演内容を含め、当日の様子をお話しさせて頂きたいと思います。
しかし、わたくしの文章ではなかなか会のすばらしい様子がお伝えしきれませんので、文中にありますリンクを是非ご覧いただけますと幸いです。
※外部リンクに移動します
「誰ひとり取り残さない」ために私たちができること、日本とアジアをつなぐ沖縄から生み出すSDGs 実現への一歩。
これが今回サミットののテーマでした。
まずはDAY1。
【DAY1】
誰ひとり取り残さない 経済・社会・個人としてのあり方
これからの幸せな社会について考える
企業のあり方とSDGs 誰ひとり取り残さない と事業
アジア女性起業家のストーリーアジアで挑戦する日本人女性起業家たち
アジア女性起業家のストーリー女性たちが生み出す新たな社会
【DAY2】
祈りと自然と経済 私たちが共に生き、創る未来
持続的な地域と起業家 アジア各地の社会起業家たちの挑戦とそれを支援する動き
女性起業家たちのこれまでの挑戦・学び・これからについて ここだから語れること
※太字:加藤登壇
まずはAWSENの紹介を。
History
アジア女性社会起業家ネットワーク(AWSEN)は、2014年の8月にバンコクのメコン地域で行われた女性社会起業家促進のセミナーに参加した、カンボジア・ラオス・ミャンマー・タイ・ベトナムの5ヶ国の出席者達によって立ち上げられました。
Mission
AWSENは、knowledge/inspiration/allianceを通じて、女性社会起業家の潜在能力を最大限に引き出すラーニングコミュニティです。現在および未来の社会起業家間の交流と情報共有を通じて、互いの能力開発のための効果的なコミュニケーションチャネルを提供します。女性社会起業家のためのエコシステムの創出を支持します。
代表は、渡邉さやかさん。ご自身も起業家、事業家。
こうしたコンセプトで2014年に設立され、アジアを中心に活動の輪を広げられ、昨年沖縄での開催がVo.0として始まりました。
わたくしがAWSENを知ったのは、1年程前。
沖縄Vol.0後のアジア各国のフォローアップでミャンマーにいらしたAWSENのみなさまが弊社に立ち寄って下さいました。
そしてお立ち寄り頂くきっかけになったのは、本「LIPミャンマーMJI貧困削減ファンド1」の立ち上げ前イベントでした。
イベントの参加者様のおひとりが、「いい縁になれば」と私とMJIをAWSENご紹介下さり、訪問を頂く流れになりました。
そのご縁が、蓮の軸から紡ぎだされるか細くもしっとりと輝く糸のように有難く繋がり、今に繋がりました。
有難い。
しかし…
事前のご案内でも書きました通り、わたくしは登壇とかスピーチとかそういった類の経験が多くありません。
「サミットに参加された方に何を伝えたらいいのか、どんな価値が出せるのか」、なかなかその答えが見つからず、準備期間を悶々と過ごしておりました。
他の登壇者様のプロフィールや事業や過去記事を何度も読み、最終的に、「社名とか役職とか社会起業家だとかすべての社会に紐づく何かを切り捨てて、ただの人間」として話すことにしました。
講演の中でもお話ししたのですが、自分の事を「社会起業家」だと思ったことはこの講演のオファーを頂くまで全くありませんでした。
今もその感覚はなく、わたくしはわたくし以上でも以下でもないので、そういった肩書に沿った話ではなく、「生身の人間が何を感じて何を考えてどう行動したか」が一番お伝えできることだと思い、原稿作成を開始しました。
10分間という限られた時間なので飾った言葉は使わず、心の底から出てくる右ストレート(?)だけを拾い、パワーポイントに散りばめる。
ミャンマーのご紹介
現在携わっている事業
現在に至るまでのながれ
マイクロファイナンスとわたしを繋げる原体験とその時の感情
マイクロファイナンスを始めたきっかけとその時の感情
今後の取り組んでいきたいこととその理由
わたくしという人間のお話をもう少しだけさせて頂きますと、自分でも驚くほど「緊張しい」です。
イベント前は前日夜から当日寝起きも、ずっと緊張をしています。
開始のゴングを聞いてようやくスイッチが入り、準備したことに没頭をできるようになります。
今回も例外なく。
本番。会場でマイクを持つ。
熱い。沖縄だからじゃない。
不思議の国でアリスがうさぎを追いかけて落ちた穴の中に浮かぶ家具のように、準備してきたことば達がふわふわとあたりを舞う。
違う。浮いているのは自分。
足が、足が、地球にくっつかない。
想像できないほど冷たい宇宙の濃群青色を思い浮かべ、脳から熱を取り除いてひとつひとつ声を出す。
ようやく、脳から腹部に重力が引き戻され、地球に帰ってこられたところでゴングは鳴る。
そのまま、トランプの神経衰弱の名人ように、パワーポイントに散りばめたキーワードを自分の言葉でパタパタとつなぎあわせていく。
時間が未来から過去に流れるように、準備された言葉と意味と想いが回転しひとつの目的に渦を巻いて吸い込まれていく。
その間、600秒間の発表でした。
つづく、約40分間のセッショントークでは、会場やモデレーターさんから沢山のご質問、コメントを頂きました。
▲セッション中、ビジネスレザーファクトリー代表原口さんと。
・独立という決断について
・独立に至るまでの過程
・経営者になってからの具体的な苦労とその克服方法
・メンターの存在、必要性、出会い方
・外国人スタッフとのコミュニケーション
・未来への展望とその詳細
さらに、アジア各国から参加されている登壇者様のセッションが続き、発見と共感が沢山重なるものでした。
一緒にセッションをさせて頂いた原口さん:Business Leather Factory(バングラディシュ・日本)はそのシャープな思考に釘付け、
VANさん:Imagtor(ベトナム)は人間の魂から溢れる強さを分けて頂き、
AYUMIさん:Du' Anyam(インドネシア)は気付きからアクションへの真っすぐな姿勢に背筋が伸びる思いをし、
Haidyさん:ChangeFusion(タイ)(DAY2でご登壇)はミャンマーに是非持ち帰りたいモデルでした。
AWSENのfacebookページで詳しい各セッション・スピーチ・質疑が紹介されていますので、リンクを残したいと思います。
こんな様子で、DAY1は無事に終了いたしました。
夜はネットワーキングディナーが開催され、会場では話し切れなかった登壇者と参加者が一緒に過ごせる空間になっていました。
▲弊社ミャンマースタッフもインドネシア、タイからのみなさんと一緒に!(加藤はすっかり疲れ気味・・・)
▲「月桃の葉で食事をする」という沖縄らしい体験をさせていただきました。
明日も朝からイベントが続きますので、今日はおじい自慢のオリオンビールも泡盛もそこそこに解散しました。
最後までお付き合いを頂きありがとうございました。
DAY1では、登壇させていただいた日の様子を熱量と共に感じで頂けますと嬉しいです。
ここでご紹介できていない、素晴らしいお話し、アカデミックなセッションも多数ござました。
繰り返しになりますが、わたくしの文章ではなかなか会のすばらしい様子がお伝えしきれませんので、是非リンク等ご覧いただけますと幸いです。
DAY2は、1以上に登壇者と参加者とが垣根なく時間を共有する時間に発展していきます。
それでは、DAY2に続く・・・
MJI Enterprise Co., Ltd.
加藤侑子&スタッフ一同