伏見が滝
2018年3月22日
会津東山温泉 月のあかりファンド
伏見が滝
『庄助の宿 瀧の湯』は、自然の川・自然の滝の真横に位置する全国でも珍しい旅館です。
会津若松市内からのアクセスも良く車で10分程で雄大な自然に囲まれた
非日常の空間が広がります。
伏見が滝は雄滝と雌滝があり、落差5メートル強の男滝は轟々と水しぶきをあげた雄大さ、
力強さのある滝で、その下にある女滝は二方に分かれ落差が6メートル程ですが
雄滝よりも緩やかなで穏やかな姿が女性らしさを感じさせる滝です。
この『伏見が滝』には古くから多くの伝説が語り継がれている滝です。
昔むかし、あるところに藤という娘がいた。
ある男に想いを寄せていたその娘が、その恋が叶うようにと滝の不動明王に願掛けをしていると、
明王が現れ「東山の入口に松の古木がある。その松の木に石を投げ、その石が枝に留まり
落ちてこなかったら願いはかなう」と言った。
娘は何度も何度も石を投げたが、すべて枝に留まることなく落ちてしまった。
悲嘆した娘はこの滝に身を投げてしまったそうな。
それ以来人々はこの滝を藤身ヶ滝と呼ぶようになり、
今では伏見ヶ滝と呼ばれるようになったそうな。
また別の説では、
行基上人が訪れた際に一夜にして滝が現れ、「不思議ヶ滝」と詠んだという
説などがあります。
見る人や季節によってもいろいろな表情を見せる不思議な滝、
『伏見が滝』に是非足を運んで古い伝説に思いをはせてみてはいかがでしょうか。
これからの新緑の季節は緑の木々に囲まれて1年で一番生き生きとした
姿を見ることが出来ます。