牧師さんに嬉しいことを教えていただきました。一関教会100年史より
2013年6月22日
世嬉の一酒造 蔵とビールファンド
先週、当社の2代目社長の奥様、私から見たら祖母が他界しました。
祖母は92歳ですので、多くの方からは大往生ですねと慰めのお言葉をいただきますが、
何歳といえどもさびしい気持ちがこみ上げてきます。
私の祖母は東京から嫁に来て一ノ関に長年すんでいました。
私からみるとおばあちゃんですが、いつも背筋を伸ばして真正面から話す人で、
やさしいおばあちゃんというよりは、年配の難しいおばあさんと言う感じ・・・
その祖母は、太平洋戦争を経験し、二度の水害を経験し、そして、
二代目が急折した際に、この蔵が取り壊されるかも知れない中、
現在のように存続させるきっかけを作った人です。
不思議なばあちゃんだなぁ~と常々思っていたのですが、
その一端がわかるようなお話を葬儀のとき、牧師さんにお聞きしました。
(祖母はクリスチャンだったので、葬儀は牧師さんにお願いして行われました。)
一関教会100年史に残っている、祖母の実父の話です。
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第6代牧師 桜井重秀著
1994年(昭和19年)
太平洋戦争の戦局は次第に悪化、教会の日曜礼拝に男子の出席が目立って少なくなってきた。
少数の婦人達と睦保育園の保母と共に礼拝が守られるようになったのである。
【省略】
そのうち戦局は厳しくなり本土も空襲され警戒警報や時には空襲警報のサイレンも鳴るようになった。
しかし教会員には被害は出なかった。
ある日曜日の朝、礼拝の準備をしていると、
警戒警報のサイレンがなったので日曜学校の準備していた保母さん達を急いで帰宅させた。
そのうちに空襲警報である。
今朝は礼拝に礼拝に集う人がいないかもしれない。
これでは礼拝に集う人はないかも知れない、などと思っていた所、
袴をつけてトコトコ教会に来られた方が在った。
当時東京から疎開しておられた田藤さんである(祖母の実父)。
おかげで一関教会は戦時中一回も日曜教礼拝を休まないですんだ。
田藤さんと牧師夫婦で守った空襲警報下での日曜礼拝。
私にとって一生忘れることのない感謝すべき礼拝。
これで百年の歴史の中でただの一度も礼拝を休むことが無かったと言える。
気の弱い不信仰な怠惰な牧師のために神が遣わされたみ使いとも思われた。
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祖母の武士のような振る舞いや意思の強さは、
こんな曽祖父の教育のおかげなのかもしれません。
その祖母が守ってくれた世嬉の一を私達が引き継ぐことに身の引き締まる思いです。

一関教会です。
世嬉の一から歩いて5分のところにあります。
登録文化財ですので、ぜひ世嬉の一にお立ち寄りの際に見てみてください。

教会と世嬉の一の前のとおりです。
2年後に電柱がなくなり、昔のように水路が復活するかもしれません。
今日も世嬉の一は先々代の思いを受け継ぎ元気に営業中です。
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