日本語学校とは(2)

2021年10月26日
広島 三原と世界を結ぶ日本語学校ファンド

日本語学校とは?という問いに対して、まっさきに浮かぶ答えは「外国人に日本語を教える場所」です。
前回、予備校に近いイメージだとお伝えしました。
しかし、その最大の特徴は、「在留資格(留学)」を申請することだと思います。
外国人の中長期滞在をスタートさせるという、きわめて大きな責任を背負った機関なのです。
誤解を恐れずに言えば、「いなくてもよかった外国人をわざわざ日本に滞在させる」のですから。
ここに、日本語教育機関が法務省の設置許可を必要とする理由があります。
きちんとした日本語学校はこのことを真正面から受け止め、教育活動を行っています。
そうすれば、ただ日本語を教えていれば良いということにはならないでしょう。
「学生として」はもちろん、「生活者として」受け入れたのですから。

(余談になりますが、ともすれば多重人格などと批判されがちな、この「~として」という立ち居振る舞いを日本人はもっと大切にしてほしいと思います。日本語能力試験のN3でしばしば出題される文法項目ですが、年々教えづらくなっているような気がします。「夫として」はどうかと思うが、「教師として」は立派な人、というのがいてもよいのではないでしょうか。わたしのことではありません。)

というわけで、わたしたちが三原市本郷町北方の地を選んだ大きな理由はここにあるのです。
旧北方小学校の2階を日本語学校が使い、1階を地域住民の方が使えば、ふだんから何かしらの交流が生まれます。
そのこと自体がすでに「生活者として」の立ち居振る舞いを学ぶ大切な場なのです。
これは日本語学校として大きな強みになります。
試行錯誤を繰り返しながらにはなるでしょうが、新たな日本語教育の形を提示できればと考えています。
 

ファンド情報

広島 三原と世界を結ぶ日本語学校ファンド
みらいコンサルティング株式会社
会計期間
2022年10月1日 ~ 2028年9月30日
一口
32,400
償還率
運用中
参加人数
33
調達実績
1,560,000
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