不動産を探そう:フィールド調査日記番外編
2019年6月30日
LIPミャンマーMJI貧困削減ファンド1
ミャンマーからこんにちは。
MJIの加藤です。
わたしたち一行は45度の灼熱ミャンマー中部からすでにヤンゴンに戻っております。
こうしてフィールド日記を書きながら、調査レポートをまとめながら、
あの暑く充実した時間を、雨の降り続くヤンゴンで思い起こしています。
少しお時間があきましたが、
今日は不動産さがしをテーマに、フィールド調査最終日の様子をお届けします。
9:00
昨日までより少しゆっくりしたスタートです。
旅でたまった疲れをとろうと、昨夜はスタッフみんなでお酒を解禁。
雨季でも日中45度を超える中央部。
みんなの乾燥もピーク。
ミャンマービールで乾いた身体を潤しました。
ミャンマーでお酒というと、ビール。
続いてウイスキーの印象が強いです。
某ビール会社様が公にしているデータを見てみましたところ。
国別1人あたりビール消費量 世界122位!
田舎に行くとビヤサイン(お酒が飲めるレストランの総称)で昼からうっとりと大瓶をならべているおじさまがたがちらほら。
こういう方がこれまでのこのビール消費を支えてきたんでしょうか。
国別ビール消費量は世界61位。
日本の525万キロリットルに対して、わずか32.8万キロリットル。
しかし、どちらの値も昨年比で延びているようです。
ヤンゴンの繁華街では、ミャンマー人の若者たちがビール、ワイン、ウイスキー、カクテルを飲み交わす姿がみられます。
彼ら彼女らがこれからのビール消費量を牽引していくことは間違いありません。
経済発展と共に変わるミャンマーにすむひとびとの生活。
田舎と都会を行き来する生活をしていると、まるでタイムスリップしたような錯覚に陥ります。
田舎と都会。デロリアン号がなくても路線バスで行き来できる、過去と未来。
こんな貴重な経験ができる国で、あと何年在り続けるのだろう。

▲空き瓶を集めてリサイクルをする仕事、ミャンマービールの便も沢山、昨日飲んだ〇本もこの中かな

▲田舎と都会、過去と未来をつなぐデロリアン号?
10:00
今回調査をした管区の中で2番目に大きな町の長に会いにいきます。
オフィス開設のための各種確認です。
それが終わると、さあ物件探し開始です。
支店事務所の物件を探すために、日本のような仲介業者はいません。
あえていうなら、町や村の人みんなが仲介業者さんです。
仲介や紹介をしてもらったからといって、お金もかかりません。
特別に何かサポートをしていただいたときに、少しお礼をするくらいです。
役所までのってきたトゥクトゥク運転手さんにまずは街の不動産の事情をきいてみました。
・以前は空きが沢山あった
・最近は外国企業も増えてきてオフィス用物件が埋まってきている
・売りたいオーナーもいる、レンタルできるかは交渉次第
・最近までNGOに物件を貸していたオーナーさんを知っている
運転手さんにそのオーナーさんをご紹介してもらうことに。

▲最近までNGOが借りていたという物件。月150,000MMKから交渉可。
オーナーさんはとなりで商店を営むお母さん。
建物の中まで丁寧に見せて頂く。
価格は安い。安いけど・・・。
MJIは、
「現地採用×住込勤務」なので通常のオフィスサイズだと生活スペースが少し足りない。
窓口型の営業でないため「融資会※」を行えるスペースが足りない。
※毎週金曜日に行っている融資のためのミーティング。4回の融資前トレーニングや申請手続きを終えたお客さまがセンター、グループ単位で同時に融資を受ける。
オーナーさんに御礼をいってお別れ。
わたしたちの話を聞いた運転手さんが、もう一軒イメージに合う物件を知っているとのこと。
次なる場所に向かいます。
先程より大きな建物。広さは十分。月600,000MMKがオーナーさんの希望。
オーナーさんのスタッフがやってきて開錠。
中を拝見。
ミャンマーはスクエアフィート(SQFT)で面積を表すことが多い。
しかし、日本のような間取り図があったり、延べ床面積をオーナーさんがはっきりと知っていることは稀である。
登記ルールがあるので確認すればわかるのですが、田舎の不動産貸借において、現状そういった具体的な確認まではされていことがほとんど。
そのためわたしたちは、建物内をぐるぐる大股で歩き、各辺(対角含む)が何歩あるかを元に自分たちで簡易な図面作成。
およそのSQFTあたり価格を割り出し、著しく不適切な価格でないかどうかを確認します。
貸借においては登記情報の事でトラブルになることはありませんが、
転売されていく過程で権利書の引渡しだけ行われ、登記名と現オーナーが異なることはよくあります。
「コンドミニアム法」など不動産投資に関連する法律が発表され、外国投資に期待をするミャンマー。
法律の先にある運用や、法律が社会に適切に実装されて、外国人投資家とミャンマーのひとびとが気持ちよく投資・運用の関係が結ばれるようになってほしいと思います。

▲建物内を見て回るスタッフ。
この物件は、面積に対して賃貸価格が高そうな印象です。もう少し比較情報が欲しい。
運転手さんはもうネタ切れだそうで、知り合いも何人かあたってくれたのですが、私達が希望するサイズのレンタルはなし。
ここからは地道に探すしかなさそうです。
1.町や村の大きなお店に入ってオーナーさんに直接情報を求める
2.街や村の中を走って「for rent」の看板を見付けて直接連絡をする
これで、追加3件の物件をみることができました。どこにいってもネタ切れになればこの方法を試します。
その途中のできごと。
「何やってるの?家を探してるの?」
建物の前に貼られた貸物件情報をみていたところ、後ろから声を掛けてくれる人。スタッフが「かくかくしかじかで」説明をする。
人「そうなの!うちの家見においでよ!」
ス「空いている家があるんですか?」
人「いや、今住んでるけど貸せるよ!」
ス「え、住んでいらっしゃるのにいいんですか?」
人「いいからいいから!」
とても気さくで押しの強いこの方に勧められ、結局お邪魔することに。

▲生活感あふれるご自宅の中、子供は成人し今はご夫婦2人で住んでいる
この場所だけでなく、不動産を探しているとこんな風に突然、物件や人を紹介をしてもらえることがあります。
ミャンマーのひとの人柄の好さと、商魂たくましさが伺えます。
自営業者の割合が多いミャンマー。
「自ら労して自ら食うは人生独立の本源なり」
書くのは簡単ですが、いざその状況に身を置くのは難しいものだと感じます。
自らの手で自らの人生の手綱を握り、荒野を進むミャンマーのひとびと。
強欲な金融屋としてではなく、
こうした国を支えるひとびとを支える柱のひとつとしてマイクロファイナンスが存在できるように。
もっと言えば、いつかマイクロファイナンスという役割りがいらなくなるほど世界に平和と平等な経済的機会が作れるように。
こうして、新たなる場所への進出に必要な調査を終えました。
この後、折角来たのだからとスタッフと一緒にさらに隣町まで観光をしてから、帰路につきました。

▲お寺観光中、日常脱出中

▲1週間分の荷物+家族・スタッフへのお土産で家出のような荷物
最後までお付き合いを頂き有難うございました。
フィールド調査日記シリーズにお付き合いいただきましたみなさまに感謝です。
怪我なく事故なく5日間の調査を終えられたことに、感謝です。
こうしてMJIの原点・理念を共有して共に働き、共にビジョンの達成に向けて歩いてくれるスタッフみんなに感謝です。
最後の1週間は、わたしたちの日常により近いお話をお届けさせて頂きました。
「このファンドに参加いただくみなさまと一緒にこのMJIとミャンマーのマイクロファイナンス業界を育てて頂きたい」
そう思い、できるだけ生の情報をお届けして参りました。
こうして本ファンド募集期間中に情報がお届けできるのも、今日が最後となります。
是非、この機会にご参加いただけますと幸いです。
MJIと一緒に、
マイクロファイナンスを通じて、
ご自身と家族の生活を自らの手綱によって進もうとされているミャンマーのひとびとの、
金融アクセスの機会及び事業拡大の機会に携わっていただけますと幸いです。
募集期間は本日最後ですが、
引き続きこれからもどうぞ宜しくお願い致します。
MJI Enterprise Co., Lrd.
加藤侑子&スタッフ一同
MJIの加藤です。
わたしたち一行は45度の灼熱ミャンマー中部からすでにヤンゴンに戻っております。
こうしてフィールド日記を書きながら、調査レポートをまとめながら、
あの暑く充実した時間を、雨の降り続くヤンゴンで思い起こしています。
少しお時間があきましたが、
今日は不動産さがしをテーマに、フィールド調査最終日の様子をお届けします。
9:00
昨日までより少しゆっくりしたスタートです。
旅でたまった疲れをとろうと、昨夜はスタッフみんなでお酒を解禁。
雨季でも日中45度を超える中央部。
みんなの乾燥もピーク。
ミャンマービールで乾いた身体を潤しました。
ミャンマーでお酒というと、ビール。
続いてウイスキーの印象が強いです。
某ビール会社様が公にしているデータを見てみましたところ。
国別1人あたりビール消費量 世界122位!
田舎に行くとビヤサイン(お酒が飲めるレストランの総称)で昼からうっとりと大瓶をならべているおじさまがたがちらほら。
こういう方がこれまでのこのビール消費を支えてきたんでしょうか。
国別ビール消費量は世界61位。
日本の525万キロリットルに対して、わずか32.8万キロリットル。
しかし、どちらの値も昨年比で延びているようです。
ヤンゴンの繁華街では、ミャンマー人の若者たちがビール、ワイン、ウイスキー、カクテルを飲み交わす姿がみられます。
彼ら彼女らがこれからのビール消費量を牽引していくことは間違いありません。
経済発展と共に変わるミャンマーにすむひとびとの生活。
田舎と都会を行き来する生活をしていると、まるでタイムスリップしたような錯覚に陥ります。
田舎と都会。デロリアン号がなくても路線バスで行き来できる、過去と未来。
こんな貴重な経験ができる国で、あと何年在り続けるのだろう。
▲空き瓶を集めてリサイクルをする仕事、ミャンマービールの便も沢山、昨日飲んだ〇本もこの中かな
▲田舎と都会、過去と未来をつなぐデロリアン号?
10:00
今回調査をした管区の中で2番目に大きな町の長に会いにいきます。
オフィス開設のための各種確認です。
それが終わると、さあ物件探し開始です。
支店事務所の物件を探すために、日本のような仲介業者はいません。
あえていうなら、町や村の人みんなが仲介業者さんです。
仲介や紹介をしてもらったからといって、お金もかかりません。
特別に何かサポートをしていただいたときに、少しお礼をするくらいです。
役所までのってきたトゥクトゥク運転手さんにまずは街の不動産の事情をきいてみました。
・以前は空きが沢山あった
・最近は外国企業も増えてきてオフィス用物件が埋まってきている
・売りたいオーナーもいる、レンタルできるかは交渉次第
・最近までNGOに物件を貸していたオーナーさんを知っている
運転手さんにそのオーナーさんをご紹介してもらうことに。
▲最近までNGOが借りていたという物件。月150,000MMKから交渉可。
オーナーさんはとなりで商店を営むお母さん。
建物の中まで丁寧に見せて頂く。
価格は安い。安いけど・・・。
MJIは、
「現地採用×住込勤務」なので通常のオフィスサイズだと生活スペースが少し足りない。
窓口型の営業でないため「融資会※」を行えるスペースが足りない。
※毎週金曜日に行っている融資のためのミーティング。4回の融資前トレーニングや申請手続きを終えたお客さまがセンター、グループ単位で同時に融資を受ける。
オーナーさんに御礼をいってお別れ。
わたしたちの話を聞いた運転手さんが、もう一軒イメージに合う物件を知っているとのこと。
次なる場所に向かいます。
先程より大きな建物。広さは十分。月600,000MMKがオーナーさんの希望。
オーナーさんのスタッフがやってきて開錠。
中を拝見。
ミャンマーはスクエアフィート(SQFT)で面積を表すことが多い。
しかし、日本のような間取り図があったり、延べ床面積をオーナーさんがはっきりと知っていることは稀である。
登記ルールがあるので確認すればわかるのですが、田舎の不動産貸借において、現状そういった具体的な確認まではされていことがほとんど。
そのためわたしたちは、建物内をぐるぐる大股で歩き、各辺(対角含む)が何歩あるかを元に自分たちで簡易な図面作成。
およそのSQFTあたり価格を割り出し、著しく不適切な価格でないかどうかを確認します。
貸借においては登記情報の事でトラブルになることはありませんが、
転売されていく過程で権利書の引渡しだけ行われ、登記名と現オーナーが異なることはよくあります。
「コンドミニアム法」など不動産投資に関連する法律が発表され、外国投資に期待をするミャンマー。
法律の先にある運用や、法律が社会に適切に実装されて、外国人投資家とミャンマーのひとびとが気持ちよく投資・運用の関係が結ばれるようになってほしいと思います。
▲建物内を見て回るスタッフ。
この物件は、面積に対して賃貸価格が高そうな印象です。もう少し比較情報が欲しい。
運転手さんはもうネタ切れだそうで、知り合いも何人かあたってくれたのですが、私達が希望するサイズのレンタルはなし。
ここからは地道に探すしかなさそうです。
1.町や村の大きなお店に入ってオーナーさんに直接情報を求める
2.街や村の中を走って「for rent」の看板を見付けて直接連絡をする
これで、追加3件の物件をみることができました。どこにいってもネタ切れになればこの方法を試します。
その途中のできごと。
「何やってるの?家を探してるの?」
建物の前に貼られた貸物件情報をみていたところ、後ろから声を掛けてくれる人。スタッフが「かくかくしかじかで」説明をする。
人「そうなの!うちの家見においでよ!」
ス「空いている家があるんですか?」
人「いや、今住んでるけど貸せるよ!」
ス「え、住んでいらっしゃるのにいいんですか?」
人「いいからいいから!」
とても気さくで押しの強いこの方に勧められ、結局お邪魔することに。
▲生活感あふれるご自宅の中、子供は成人し今はご夫婦2人で住んでいる
この場所だけでなく、不動産を探しているとこんな風に突然、物件や人を紹介をしてもらえることがあります。
ミャンマーのひとの人柄の好さと、商魂たくましさが伺えます。
自営業者の割合が多いミャンマー。
「自ら労して自ら食うは人生独立の本源なり」
書くのは簡単ですが、いざその状況に身を置くのは難しいものだと感じます。
自らの手で自らの人生の手綱を握り、荒野を進むミャンマーのひとびと。
強欲な金融屋としてではなく、
こうした国を支えるひとびとを支える柱のひとつとしてマイクロファイナンスが存在できるように。
もっと言えば、いつかマイクロファイナンスという役割りがいらなくなるほど世界に平和と平等な経済的機会が作れるように。
こうして、新たなる場所への進出に必要な調査を終えました。
この後、折角来たのだからとスタッフと一緒にさらに隣町まで観光をしてから、帰路につきました。
▲お寺観光中、日常脱出中
▲1週間分の荷物+家族・スタッフへのお土産で家出のような荷物
最後までお付き合いを頂き有難うございました。
フィールド調査日記シリーズにお付き合いいただきましたみなさまに感謝です。
怪我なく事故なく5日間の調査を終えられたことに、感謝です。
こうしてMJIの原点・理念を共有して共に働き、共にビジョンの達成に向けて歩いてくれるスタッフみんなに感謝です。
最後の1週間は、わたしたちの日常により近いお話をお届けさせて頂きました。
「このファンドに参加いただくみなさまと一緒にこのMJIとミャンマーのマイクロファイナンス業界を育てて頂きたい」
そう思い、できるだけ生の情報をお届けして参りました。
こうして本ファンド募集期間中に情報がお届けできるのも、今日が最後となります。
是非、この機会にご参加いただけますと幸いです。
MJIと一緒に、
マイクロファイナンスを通じて、
ご自身と家族の生活を自らの手綱によって進もうとされているミャンマーのひとびとの、
金融アクセスの機会及び事業拡大の機会に携わっていただけますと幸いです。
募集期間は本日最後ですが、
引き続きこれからもどうぞ宜しくお願い致します。
MJI Enterprise Co., Lrd.
加藤侑子&スタッフ一同