沖縄「慰霊の日」
こんにちは!
あまみ徳之島んちゅ物産デス!
大阪の摂津市にある幼稚園の園庭にオレンジとイエローのグラデーションがきれいな天人菊が咲いています。
この花の別名をみなさんご存じですか?
別名「特攻花」といい、鹿児島県・喜界島の陸海軍部隊の基地の滑走路周辺や徳之島の飛行場跡に多く咲いています。徳之島でも当り前のように道端にこの花は咲いています。
太平洋戦争後70年が過ぎようとしています。
私たちが知っている終戦記念日は8月15日ですが、もうひとつの終戦記念日があるのをご存じですか?
今日6月23日は、沖縄の「慰霊の日」。
1945年6月23日沖縄で軍事司令官牛島満大将(当時は中将)ら司令部が自決した日とされており、組織的戦闘が終結した日とされています。もうひとつの終戦記念日とも言われています。
特攻隊の若者たちの無事を祈り、知覧の飛行場を飛び立つときに女子高生たちが想いを込めて送った花束がこの「特攻花」と言われています。
特攻隊の飛行機が不時着したり、燃料補給のために喜界島や徳之島の飛行場に降り立ったときに、この花束を置いていき、自然と拡がったと語り継がれています。今でも飛行場の周辺で優しく咲いているそうです。
いつの日か大阪でもこの花を見るようになりました。
大阪では、この花のお話を知らない人たちがほとんどです。
戦争の悲惨さや若き特攻隊の悲痛な思いを知るこの花のお話を私は語り継がなければならないと感じ、2~3年前からこの日のブログに想いを書かせていただいています。
大阪摂津市にある幼稚園に咲く「特攻花」。
幼稚園の園庭では園児たちが、ワ―キャー言いながら楽しそう遊んでいます。
平和である喜びをこの子たちにも分かってもらいたい…そう「特攻花」はゆさゆさ風になびきながらささやいているように感じます。
「特攻花」は今も美しく咲き乱れます。この花の種がどこから飛んで来たかは分かりませんが、鹿児島・沖縄・徳之島など南国から鳥や風が運んで来てくれたのでしょう。
たんかんファンドとはかけ離れているかもしれませんが、今があることに感謝し、戦没者のご冥福をお祈りいたします。