開発秘話! All熊本で作ったSOYOGUアイスクリーム
こんにちは!研究員の中島です。
今回は、私たちが販売している 「ブルーベリー豆乳ヨーグルトアイスクリーム SOYOGU」 の開発ストーリーをご紹介します!
こだわりの2年間。熊本発のやさしいアイス、誕生!
SOYOGUは2024年度に発売を開始した新しいアイスクリーム (Sweetie & Smoothie)。
なんと、開発には 丸2年 もの歳月をかけました。
農林水産省の「農山漁村振興交付金(農山漁村発イノベーション推進事業)」の採択を受け、じっくりと研究・試作を重ねてきました。
しかも、このアイスはAll熊本体制で生まれた商品。
東海大学農学部、株式会社プロバイオ、広瀬ブルーベリー園、田代食品、ついんスターの5者が力を合わせて開発しました!
はじまりは「地元の健康と農業をつなげたい」という想いから
「豆乳ヨーグルトを使って、熊本の農産物で、健康に寄り添う商品を作ろう」
「地域の農家さんを支えられる商品を届けたい」
そんなシンプルな想いから、プロジェクトはスタートしました。
当初はプロバイオだけのスタートで、「何を作ろう?」という段階からの始まり。
「子どもからお年寄りまで楽しめる、地元で愛されるものって何だろう?」と考えたとき、アイスクリームというアイデアが浮かびました。
さらに、東海大学とプロバイオが研究している豆乳ヨーグルトを使った、「日本初のアイスをつくろう!」と目標が定まりました。
熊本の仲間たちとともに、素材探しの旅
豆乳を支える田代食品さん
アイスに使う豆乳も熊本県産にこだわりたい。
でも、自社では製造できないため、地元・西原村の田代食品さん(お豆腐屋さん)に相談に行きました。
突然の訪問にも関わらず、快く協力を引き受けてくださいました。
ブルーベリーは、広瀬ブルーベリー園さん
中島が熊本地震後に援農ボランティアで出会ったのが、西原村の広瀬ブルーベリー園さん。
無肥料・無農薬で育つブルーベリーは絶品ですが、おばあちゃん一人では雑草管理や手摘み収穫がとても大変。
そこで、東海大学農学部の援農プロジェクトの学生さんたちの協力のもと、継続的にお手伝いする体制をつくりました。
“地域で支え合う”ブルーベリーが、SOYOGUの主役のひとつです。
製造はついんスターさんと
アイスの製造には専門的な設備が必要です。
プロバイオには設備や技術がなかったため、熊本県菊池市のアイスクリーム専門店 ついんスターさん に相談。
「芸術ソフト」で知られる人気店で、毎年多数のアイスを開発しています。
豆乳ヨーグルトのアイスは初の試みとのことでしたが、こちらも快くご協力いただきました!
試作・検討を重ねて…「健康」と「おいしさ」を両立
毎月集まり、ミーティングを重ね、
・乳酸菌の種類
・大豆の品種
・ブルーベリーの加工法
などを何度も検討し、試作と試食を繰り返しました。
加えて、「健康を支える」という目的のもと、東海大学にて最終製品の抗炎症作用などの機能性評価も実施。
美味しさだけでなく、きちんと大学での研究に基づいたヘルシーさを追求しています。
名前に込めた想い。「SOYOGU」ってどういう意味?
2年かけてようやく完成したこのアイス。
でも、最後の最後で…「名前がまだ決まっていない!」という事態に(笑)
そんなとき、浮かんだのがブルーベリー畑の情景。
阿蘇の風にそよぐブルーベリーの姿、そして豆乳ヨーグルト=Soymilk Yogurtという英語名。
「そよぐ」+「Soymilk Yogurt」=SOYOGU(ソヨグ) という名前が誕生しました!
お披露目会の反応、そして次の展開へ!
2024年4月、西原村で開催したお披露目会では、
「美味しい!」「スプーンが止まらない!」と、嬉しい声をたくさんいただきました。
現在は、
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熊本県内の道の駅
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学内コンビニ
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オンラインショップ(Sweetie & Smoothie)(ギフトにもおすすめ!)
などで販売中です。
さらに、今年はブルーベリー以外の2種類の新フレーバーも発売予定!
地域と、健康と、未来をつなぐアイスクリーム
SOYOGUは、単なるアイスクリームではありません。
地元の人たちが手を取り合って、地域の農業と健康、そして未来をつなげる挑戦の結晶です。
これからも、“地域と健康に寄り添う商品”として、ひとつずつ歩んでいきます。
応援、よろしくお願いいたします!