ケニア屈指のリゾート都市モンバサ

2022年9月7日
LIP-HAKKIケニアファンド


美しい白い砂浜と南国に来たと思わせるこの情緒。見渡す限り水平線を遮るものはなく、インド洋が目の前に広がっています。
 



夜になると、浜辺のレストランは観光客や地元の人でごった返します。ケニア音楽が歌唱付きで生演奏され、非常に陽気な雰囲気に包まれるのです。
 
これは、ケニアの代表的都市であるモンバサのビーチの様子です。高地にあって赤道直下ながらも涼しく過ごしやすい気候であるナイロビとは一転して、蒸し暑くて塩っぽい風がモンバサに降り立った瞬間に人々を出迎えてくれます。ケニアは南国なんだと思い出させるような、そんな気候です。
一方、以前も触れたように、モンバサはケニアだけでなくウガンダやルワンダ、タンザニアといった東アフリカ諸国にとっての玄関口となっており、貿易港としての姿や歴史が街のあちこちに見られます。
今回は、そんなモンバサの姿をご紹介します。
 
 
南国情緒漂うリゾート都市
モンバサというのはモンバサ島を中心とした都市(郡)のことで、モンバサ島の面積は219km2と石垣島とほぼ同じで小さいものの、都市全体の人口は1,208,333人(国勢調査が行われた2019年当時)とケニアの代表的な都市です。
 
モンバサの空港(モイ国際空港)にはアフリカ以外の国からも国際線があり、モンバサは欧米からも観光客が訪れる屈指の観光都市で、ケニア国内で最も観光客が多くなっています。コロナ禍前の2019年には、モイ国際空港だけでも21,846人が外国人乗客だったそうです。


モイ国際空港の開放的な到着ロビー
 
海辺の国立公園でのダイビングは旅行サイトで高い評価を得ており、サンゴ礁やイルカ、熱帯魚などを間近で見ることができるそうです。モンバサにいくつかあるビーチの近くには広い敷地を持つホテルが並んでいます。


ビーチ沿いのホテル。白を基調として砂浜に臨む建物がいかにもリゾートらしい
 
ところで、朝早く干潮のビーチに出てみると、地元の人の生活を垣間見ることができます。
遠浅の砂浜では、子ども達が浮き輪を身に着けて飛び出していく傍ら、地元の人々が網を使って小さな魚の漁をしています。儲けようと商売根性たくましい人は観光客を見かけたらすぐに近寄ってくるものですが、彼らは観光客が近くに来ても目もくれず、網に引っかかった小さな魚を収穫しています。


 網にかかった小さい魚を一生懸命撮る男性。10人くらいで寄ってたかって収穫していた
 
その背後では、藁葺き小屋で作業をしている人がちらほらいます。海の家で開店準備をしているのでしょうか。


海の家?で朝から作業をする地元の人。観光客に笑顔で手を振っていた
 
 
人と車と物であふれる東アフリカの玄関口
街としての中心地は、古くから貿易港として栄えてきたモンバサ島にあります。上述のようにナイロビに次ぐ代表的な都市ではあるものの、東アフリカのハブである首都のナイロビ中心地よりも秩序なく人と車がごった返しているのが印象的です。


市街地の様子。混雑はしているが、ナイロビよりも人も建物も少ない


 マタツ乗り場。奇抜なデザインが目立つ
 
ちなみに、モンバサにはナイロビにはないトゥクトゥク(三輪タクシー)が走っていますが、配車サービスアプリであるUberなどを使って呼ぶことができます。アプリを使ってカードなどで支払えば目的地によって予め値段が決まるため、交渉の手間がなくなることが大きなメリットの一つです。が、現地視察に行ったLIPのメンバーが流しのトゥクトゥクを捕まえて乗車したところ、相場の3倍近くの値段を払ったのが苦い記憶だそうです。
  
ところで、ケニアの宗主国はイギリスで公用語はスワヒリ語と英語ですが、「モンバサ」(Mombasa)というのはアラビア語です。スワヒリ語では「戦争の島」を意味し、この島を巡って幾度も争いが繰り広げられたことに由来するそうです。遅くとも12世紀頃からアラブ商人を中心としたインド洋交易の拠点として栄えていたそうで、大航海時代以降はポルトガルやアラブ半島のオマーンによる奪還が繰り返されました。そうした歴史の中で名づけられた地名なのです。
このような戦火の中、ポルトガルの支配下にあった16世紀末に建設されたのがジーザス要塞(Fort Jesus)で、1958年には国立公園に、2011年にUNESCOの世界遺産に登録されました。要塞の周りは他勢力の支配下にあった名残りが感じられるような街並みになっています。


ジーザス要塞の入口


モンバサのモニュメントである象牙のモニュメント。昔は象牙の交易が行われていた。
 
今回は、実際に訪問した人の視点も交えながら、ナイロビに次ぐ代表的な都市であるモンバサをご紹介させて頂きました。

 

ファンド情報

LIP-HAKKIケニアファンド
株式会社HAKKI AFRICA
会計期間
2023年1月6日 ~ 2026年1月5日
一口
54,000
償還率
運用中
参加人数
95
調達実績
14,850,000
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