ミャンマーとソーシャルディスタンスとしくじるなよ
ミャンマーからこんにちは
MJIの加藤です
最近、明るいニュースや話題が少なくて、朝夕のニュースチェックタイムが少し寂しいです。
しかし、何かを変えたければ自分から行動すべし!
ということで本日は、
ライトに!ポップに!ミャンマースタッフの今をお届けしたいと思います。
ミャンマースタッフと食事会をすると、とにかく席が近い。
必ずといっていいほど、肩を組んで飲んでいる男性スタッフたち。
女子たちも腕を組んだり頬を寄せてセルフィ―。
日本では好まれなくなっているという社員旅行などの超団体行動をこよなく愛し、
「今年は無くそうかな」と言おうもんなら、直談判の手紙を書いて寄越してくれるミャンマースタッフたち。
しかし、新型コロナウイルスという新しい隣人は、そんな彼らの文化にまで変えようとしています。
ソーシャルディスタンス。
彼ら本来のソーシャルディスタンスは、こうです。仕事中ですら。
ぎゅっと詰まったこの感じ。
たとえ相手が真剣でもさりげなく近寄っちゃう。
こんなディスタンスが基本であるひとたちが、ソーシャルディスタンスなんかとれるんだろうか?
そう思っていたのですが、予想に反してしっかりとしていました。
「加藤さん、うちのオフィスではソーシャルディスタンスが取れないから会議スペースを業務スペースに使っていいですか?」
デキる系女子、会計部のMayちゃんが提案。
他のスタッフも、そうだそうだと頷く。
こちらが元々のオフィスの状態。これでも5人出張にでている状態です。過密。
※昨年7月ミュージックセキュリティ杉山さんがお越し下さったときの写真。嬉しなつかしい!
業務は3〜5人のグループに分かれ、ランチタイムも各班毎に時間を設定することをスタッフが相談して決めました。
▲結果、2階にいくことになった内部監査チームとPR&CSRチーム
うーん、ナイスディスタンス!
最終的に、現在はリモートワークを実施しておりますが、
こうした彼らの意識の高さもあり、それも上手く機能しております。
▲毎朝の会議のようす
最初の数分間はお互いに顔を見て、健康状態の確認。
電波が乏しいエリアに住むスタッフもいるので、そのあとは音声通話のみに切り替えて会議を続けます。
ミャンマー政府は5月12日まで外出自粛要請を延期しました。
愛するスタッフたちに会えないのは寂しいですが、今は離れることが愛だと思って。
先日、友人から教えてもらったある国の警察署の言葉を胸に。
「史上初めて、テレビの前で寝転がってるだけで世界を救えるんだ。しくじるなよ。」
最後までお付き合いをいただき、ありがとうございました。
日本でも在宅時間が多く、生活や業務でご苦労されていらっしゃる方も多いと思います。
日本でもミャンマーでも、もうしばらくこの状況が続くものと思われますが、
愛を持って距離を保ち、
新しくできた時間は明るい次世代に残せる未来を考える時間にしていけたら、
ただの暇や苦や不安の時間ではなく、
あたたかい夢の持てる時間になるのではと、
ミャンマーの静かな夕暮れの中、思っております。
以上です。
引続き、ご支援と応援のほど宜しくお願い申し上げます。
MJI Enterprise Co., Ltd.
加藤侑子及びスタッフ一同