浦戸諸島での採苗の風景です!
2012年9月8日
星のり店ファンド
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浦戸諸島での採苗の風景です。
採苗は、海苔筏の網に、海苔の赤ちゃんである胞子をつける作業です。
海苔種は牡蠣の殻についておりまして、光を浴びると胞子を放出します。
放出する基準は、光を浴びた総時間が大きな要素になっているようです。
ですので、このように自然光ではなく、
ライトを当てて胞子を誘発させることもできるのですね。
十分に光を浴びた胞子は、30分ほど光を当てると
「朝が来た」と思って胞子を出します。
その胞子を、水車で回した網につけていきます。
つけてすぐには海には出さずに、一旦冷蔵庫に保存。
この保存の意味は2つあり、胞子が発芽してから海に出すことと、
水温が17度以下になるのをまつためです。
(もしかしたら、この知識はちょっと違うかも知れません・・・)
海苔の面白いところは、養殖作業のほとんどをコントロールできるところです。
他の養殖もの、例えば貝などは、養殖といっても
その育て方は養殖半分・天然半分のイメージです。
三陸のホヤの採苗も、12月ころに牡蠣殻を海に入れて、
胞子の付着を待つ天然採苗が中心のようです。
(ただし、ホヤは人工採苗の試みもなされているようです。
ですので、今年のように熱い夏の年は、海の水温が落ちるのが遅いですから、
それに合わせて光の照射をコントロールします。
光を当てる時間を減らして、胞子の放出も遅めにするのですね。
いやー、海苔は奥が深いですね~!!
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