フィールド調査日記2

2019年6月21日
LIPミャンマーMJI貧困削減ファンド1

ミャンマーからおはようございます。
MJIの加藤です。

いつも応援とご支援をいただきまことにありがとうございます。

引続き臨場感あふれる?フィールド調査日記、今日は第二弾をお届け致します。
昨日以上に、ミャンマーの中に入り込んでいきたいと思います。

それでは、みなさま一緒にミャンマーに向けて出発しましょう。


2日目

9:00
マイクロファイナンスを管轄する当局の地方オフィスに訪問し、最新の他機関進出状況を確認します。
行き過ぎた貸付を制御するためなどの目的から、マイクロファイナンス免許以外に「営業エリアの承認制」という方法を通じて機関の進出等をコントロールがされています。
短期利益のために不健全な市場を形成するのは、誰のためにもなりません。
それが自身にも結果として返ってくると考えます。

当局との打合せ終了。
ここから、調査メンバー4人+わたしを男女2組に分けて調査を進めます。
MJIはスタッフ男女比がほぼ50%、本店では女性の方が多いスタッフ構成です。

10:00
外資系商社とも取引する、地元でやり手の問屋さんと面談です。
ミャンマー友人の紹介で今回初めてお会いしたのですが、とても丁寧に現地の情報を教えて頂きました。
調査も日常もいつも地元の人に助けていただいて今があります。ミャンマーのひとの優しさに感謝です。

▲面談後に自社製の「落花生油」と「胡麻油」を見せてもらう。香りの芳醇なこと…。
各支店のお土産に購入。ピーナツを舐めているような優しくも深い味。黄金色の味でした。

13:00
市内から車で移動、ひとつめの調査エリアに到着。

調査の最初に行うことは、役所に訪問し調査の許可と協力のお願い。
場所によって、地元の情報をよく把握している地域、まとめられた資料がどかっと出てくる役所、地元のことにさっぱり興味がなさそうな役所、色々です。
他にも、ミャンマーは外国人が地方に訪問するためにほとんどの場所に「外国人滞在許可」を各地域の入国管理局から得る必要があります。すこし軍政の名残を感じます。(一部特殊ビザでは不要です)
このエリアでは全てスムーズに進みました。

そして、快く調査にOKをいただきご自宅やお店にお邪魔します。

▲マイクロファイナンス利用経験8年のベテランお母さん2人からお話を伺いました。
​ビジネスを大きくする、たくさん素晴らしい工夫をお持ちでした!Mango!でも紹介したい!

15:00
ふたつめの調査エリアに移動。村長さんにお会いしてお話を聞くことができました。
農業が主な事業で、年に2ヶ月間だけ収入が得られるそうです。そのお金や作物で残りの10か月をやりくりします。
すでにひとつのマイクロファイナンス機関が営業しているとのことですが村長は前向きではない様子。
「この仕事しかないし、返せるか分からないし、自分は借りたくない。」
「村の人が借りて良くなるならそれはいいことなので、一部は許可している。」
お金があるだけで仕事に使えなければいけないことをよく理解され、村を守っていらっしゃるのだなと感じました。
残り10か月間の事業拡大の可能性についても、このあとお話をしました。

▲村長さん宅の牛さん。耕作期に大活躍。大きな資産です。

村長がせっかくきたのだから、と、もう一軒のお宅に案内してくれました。
農業と​豚を飼いながら生計を立てている80歳のご夫婦。生まれも育ちもこの村だそうです。

▲写真をとるなら立つわ、と二人並んでくれた仲の良いご夫婦、後ろはお孫さん
「歳もとったし、これを2人で分けて食べてそれで十分なのよ」今晩のおかずを見せてくれました。

▲片手に乗るくらいの豆、ヤンゴンでは見かけない種類(味はもやしに近い)

19:00
今晩は、市街地には戻らず村の近くに宿泊です。
別の地域で調査をしていた男性チームと合流。顔を見るとお互いほっとするのが嬉しいです。
ごはんのあと、1時間に1回にくる停電のなか、みんなでまとめ作業と明日からの打合せ。

明日はまた違う街へながれていきます。

街から街へ流れ、旅をしている時、それが仕事でもプライベートでも、心の中を流れる歌があります。
ミャンマーにきてからも、これを口ずさみながら、いくつもの町や村を旅しています。
『おおスザンナ』と『悲しくてやりきれない』、そして『タヒチ民謡』
どれも、幼い頃に父が車で連れて行ってくれる旅路で聞いた歌です。

子供の頃の思い出は大人になっても鮮明に残ります。
嬉しいことも。悲しいことも。

ミャンマーのひとも、誰彼となく、バスや電車や村の中、思い思いに歌を口ずさんでいます。
どんな思い出を胸にその歌を歌うのか。

子供の頃の温かい思い出が増えるような金融。
経済的な問題による悲しい思い出をなくせる手段。
それがマイクロファイナンスである。
そう歴史の片隅に刻まれるように、MJIのメンバーは旅を続けます。



最後までお付き合いをいただき、ありがとうございました。

2日目のより深いミャンマーへの心の旅は、いかがでしたでしょうか。
3日目もまだまだ旅は続きます。楽しみにお待ち頂けると嬉しいです。

行ってみたい!と思ってくださった方、是非投資家様特典(※未定ではありますが)の視察にお越しいただけると嬉しいです。

募集期間も残りわずかとなって参りました。
引続き、ご支援とご指導ご鞭撻を賜れますと幸いです。
どうぞ宜しくお願い致します。


MJI ENTERPRISE Co., Ltd.
加藤侑子&スタッフ一同

ファンド情報

LIPミャンマーMJI貧困削減ファンド1
ワラム株式会社
会計期間
2019年8月23日 ~ 2025年8月22日
一口
31,500
償還率
運用中
参加人数
461
調達実績
40,680,000
【ご留意事項】
当社が取り扱うファンドには、所定の取扱手数料(別途金融機関へのお振込手数料が必要となる場合があります。)がかかるほか、出資金の元本が割れる等のリスクがあります。
取扱手数料及びリスクはファンドによって異なりますので、詳細は各ファンドの匿名組合契約説明書をご確認ください。
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