日本語教師とは(5)日本語教育歴
2021年9月9日
広島 三原と世界を結ぶ日本語学校ファンド
みなさんは「日本語教育歴」と聞いてどのように思われますか。
日本語を教えた経験年数と考えた方、残念ながらそうではありません。
これは日本語学校の入管提出書類ではテクニカルタームとなり、「日本語学校(告示校としての日本語教育機関)での教育歴」を意味します。
そう。海外での教育経験は「日本語教育歴」に換算されないのです。
わたし自身、日本語学校で勤務してみて、まったく別次元の日本語教育であることを実感しました。
実際、海外での教育経験がある先生ほど、日本語学校にはなじみません。(理由は別の機会に)
そんな私がスムーズに日本語学校に移行できたのは、前回ご紹介した受験指導を得意としていたからです。
日本語能力試験(JLPT)は日本語学習者が受験するもので、レベルの違いがあっても指導法に違いはありません(あくまでも私見です)。
というわけで、特殊かもしれませんが、中上級の日本語指導からスタートして、徐々に初級を受け持つようになりました。
(入国直後の学生たちのクラスにはなかなか慣れませんでした。いまでも避けたいのが本音です。)
生活日本語、ビジネス日本語、進学クラスの日本語(読解、聴解、会話、作文、受験など)、そして受験日本語(日本人が考える受験科目の「国語」ではなく、「受験英語」をイメージしてください)、等々。
ひとくちに日本語教育といっても多岐にわたります。
昨今、「公認日本語教師」が取りざたされていますが、レベルや場面だけでなく、科目も検討すべきではないかと思う今日この頃です。
日本語を教えた経験年数と考えた方、残念ながらそうではありません。
これは日本語学校の入管提出書類ではテクニカルタームとなり、「日本語学校(告示校としての日本語教育機関)での教育歴」を意味します。
そう。海外での教育経験は「日本語教育歴」に換算されないのです。
わたし自身、日本語学校で勤務してみて、まったく別次元の日本語教育であることを実感しました。
実際、海外での教育経験がある先生ほど、日本語学校にはなじみません。(理由は別の機会に)
そんな私がスムーズに日本語学校に移行できたのは、前回ご紹介した受験指導を得意としていたからです。
日本語能力試験(JLPT)は日本語学習者が受験するもので、レベルの違いがあっても指導法に違いはありません(あくまでも私見です)。
というわけで、特殊かもしれませんが、中上級の日本語指導からスタートして、徐々に初級を受け持つようになりました。
(入国直後の学生たちのクラスにはなかなか慣れませんでした。いまでも避けたいのが本音です。)
生活日本語、ビジネス日本語、進学クラスの日本語(読解、聴解、会話、作文、受験など)、そして受験日本語(日本人が考える受験科目の「国語」ではなく、「受験英語」をイメージしてください)、等々。
ひとくちに日本語教育といっても多岐にわたります。
昨今、「公認日本語教師」が取りざたされていますが、レベルや場面だけでなく、科目も検討すべきではないかと思う今日この頃です。