小麦粉のお話し

2017年6月16日
「日本の食を守りたい」ろのわファンド

梅雨入りしたものの快晴の日が続いております。
そのおかげで麦の収穫は順調に終了することができてひと安心しています。近年は、国産小麦のブームが到来していて、全国的にパン屋さんが国産にこだわりを求められる傾向にありますね。Lonowaの小麦粉は有機JASの小麦粉。普通にパン屋さんがオーガニック(有機)の業務用を入手しようと思ったなら輸入の小麦粉となってしまいます。その理由は、国内の小麦の生産から小麦粉になる過程に原因があるのです。そもそも国土の狭い日本の農業で麦を生産するとコスト的に海外の麦に太刀打ち出来ないのは想像できますよね。だから輸入の麦には高い関税をかけ国内の農家にその分を助成金として支払い、農家を保護する仕組みが存在しています。つまりその仕組みが無かったなら農家は採算が取れないのです。次に収穫した麦は水分を調整して選別をしなければなりません。この工程は地域のJA等が運営する大規模なカントリーエレベーターを利用して行うのが今は一般的で、複数の農家の麦が一度に調整されるので、麦の赤かび病の防除をしないとカントリーエレベーターが受入してくれません。つまり農薬の散布が必須となっているのです。だから国産小麦の生産調整の工程で有機が成立することがありません。もう一つは製粉する工程が有機JASの認証を持っているかどうかですが、国内の生産物に有機が存在しないから流通されていないのが現状なのです。ならなぜLonowaは有機小麦粉でパン屋さんにお届けできるのかと言うと、独自に調整から製粉まで行っているからなのです。今は、まだパン屋さんが国産小麦であることにこだわりを求めていますが、さらにオーガニック(有機)を求めるようになればLonowaだけではまかなえないのが目に見えているのですね。それだけ希少価値を持っているのがLonowaの有機小麦粉なんです。
東 博己

ファンド情報

「日本の食を守りたい」ろのわファンド
株式会社ろのわ
会計期間
2018年4月1日 ~ 2023年3月31日
一口
10,800
償還率
133.55 %
参加人数
147
調達実績
3,920,000
【ご留意事項】
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