まるで製材所!?
2012年6月12日
酔仙酒造ファンド
造りが終わった酔仙酒造・玉の春工場では今、新工場で使う道具を手作りで製作中です。
造り酒屋なのに鳴り響く音は製材所のような音ばかり。
酒の香りを邪魔しない様に材料は杉材、工場の間取りに合わせて
自分たちの使いやすい道具になるよう、出来るだけ自分たちで造ることにしました。
最初は出来上がった麹を一時保管するための「ストッカー」を造っていたのですが、
「そう言えばあれも必要だよね」とか「こんな道具もあったよ」と、
次から次へと造らなければならない物が増えてきました。
新工場の完成~引き渡しは8月20日。
「雪っこ」を10月1日に出荷するためには8月23日の初洗米。
今のうちにやれることは出来るだけ前倒しでやらないと、とても間に合いそうにありません。
製作中の「ストッカー」。
下にキャスターがついていて、出来上がった麹を仕込みタンクのそばまで運ぶことができます。
写真は記念すべき第1号機です。
実は同じ物をあと5台造らなければなりません。
既に材料は調達済み。これからカンナをかけてカットして・・・先は長そうです。
麹はステンレスの網の上に乗ります。
作業時に手を切らないようにみんなで切り口を面取りしています。
麹室や釜場で使う「米かき」たち。
津波の前はみんな当たり前に蔵の中にあるものだったのに、どこへ流れて行ったのやら・・・
建設現場では、先日ようやく鉄骨が建ち始めました。
同時に仕込タンクの搬入も開始しています。ここからはおそらくとても早いと思います。
これから完成~引っ越しまで忙しさはピークになると思いますが、最後まで気を抜かずに準備を頑張ります。