ミャンマー名物その2
2019年6月15日
LIPミャンマーMJI貧困削減ファンド1
ミャンマーからこんにちは。
MJIの加藤です。
日本はそろそろお腹が減る時間でしょうか???
今日は、ミャンマー名物2として「ミャンマー料理」についてお話をさせていただきます。
ミャンマー料理をテーマにすることになった前回のお話しはこちらです。まだ読んでいないぞ、という方いらっしゃいましたら是非あわせて読んでいただけると嬉しいです。
ミャンマーとごはんとミャンマーのひとびと
食べる事が大好きなMJIのミャンマースタッフたち。
食卓を通じて職場の仲間、家族とのコミュニケーションを深めるミャンマーのひとびと。
そこに並ぶ、人と人とを繋ぐツールであるミャンマー料理。
「ミャンマー料理」といっても、土地や民族により、料理も味も具材も異なります。
今日は、その広~いミャンマー料理という枠の中から、有名な各地の麺料理をご紹介させて頂きます。
お値段は場所によりいずれも500~1,000ミャンマーチャットほどです。
※日本円でおよそ35~70円
◆モヒンガー◆
ミャンマーの代表的な朝ごはん。
漢字で書くと「鯰汁麺」でしょうか。鯰’(ナマズ)で出汁をとった温麺のようなものです。麺は大抵が細めの米麺。
色と強い魚の香りから、外国人がNGをだすことしばしば。
安い店に行くと”鯰”を使用していないらしく、「コクがねえな~」とぼやいているお客さんをみることも。
トッピングは好みで選ぶことができ、人気は豆のかき揚げとゆで卵。パクチーが入るので苦手な方は抜いてもらってください。
日本に住んでいるミャンマー友人から「日本ではナマズ簡単に買えないから鯖の水煮缶すり潰して使ってる」と教えてもらいました。
こう聞くと、何となく親近感がわきます・・・よね?
お箸でツルツル食べるのでなく、銀色のレンゲでざくざく切りながらスープ感覚で食べると地元民風。

▲モヒンガーの写真がみつからず、よく似た魚と豆のスープ。実際はもう少し濃い色です。

▲こちらは上ミャンマー北ラカインで食べたモヒンガー。スープが透き通り違う食べ物のよう。豆のかき揚げを入れるのは同じ。
【シャンカオソエ】
上ミャンマーにあるシャン州という地域の有名な麺料理。
シャン=地名、カオソエ=緬、という意味です。タイの北部でも緬料理を「カオソーイ」と呼ぶので何か近いものを感じます。
鶏肉と鶏出汁がベース。追加で唐辛子を入れなければ、辛くなく優しい味。スープ入りとスープ別添えが選べます。
シャン州では日本のお米と似た短粒米がとれ、米にはしっかりとした粘り気があります。その違いのお陰で麺の風味・食感は先のモヒンガーのものとは随分と異なります。
モチモチネバネバ。通常2杯食べるわたしも1杯で大満足の一品。
人気料理なのでヤンゴン市内でも食べる事が出来ますが、本場のモチモチ感があるお店は限られております。

▲シャン州の市場内で。これと別に、コショウの効いた鶏出汁スープがついて500チャットでした。都会はもう少しお高め。
【オンノウカオソエ】
こちらもミャンマーで一般的に食べられている麺料理。
「オンノウ」はココナッツの意味で、ココナッツベースの南国の香り漂う緬料理。
最近は日本でも食健康ブーム?でココナッツオイルを見かけるようになりましたが、タイ料理が流行するまではなかなか一般的ではなかった味だと思います。日本人の好き嫌いが分かれるお味かもしれません。
麺はいままでのの二品と変わって、黄色の卵麺(小麦粉ベース)を使うことが多いようです。スライスのゆで卵やタマネギなどが別皿で運ばれてくるので、好みに合わせて入れながら食べます。
これとよく似た「シュエタンカオソエ」は大阪万博に出たことから、「オオサカカオソエ」等とも呼ばれ、ローカル店でもこの名前でオーダーできることがあります。関西人、ちょっと嬉しいです。

▲スタッフがお持ち帰りしてきたもの。お弁当にプラスアルファで。ミャンマーでは「ココナッツを食べたら眠くなる」といわれます。
【ラカインモンティ】
名前にある通り、ラカイン州というバングラディシュの下にある地域の緬料理。
この州は長い海岸線があり、漁業や魚・海老の養殖が盛んな場所です。
おそらく今日ご紹介させていただいた麺料理のなかでもっとも日本人に馴染みのある味のように思います。唐辛子さえなければ…。
「唐辛子さえなければ」と書いたのは、ラカイン料理はミャンマー国内でTOPを争う辛さも特徴なのです。麺料理も例外なく、辛い。
唐辛子は減らしてもらうのがおすすめ。そのままにすると全身の毛穴が一斉に開放される体験ができます。完食する頃には目にきます。
透き通った魚ベースのスープ。米麺に、魚で作ったツミレとネギ。シャンカオソエと同じくスープ有りと別添えを選べます。
スープに入ってるほぐした魚のみがたくさん入っていたらラッキー。カリカリに揚げた豚を追加するとツウっぽい。

▲唐辛子減量バージョンです。ヤシの杓でスープを入れてくれるところが何とも味があります。400チャット。

▲お気に入りのお店で。左下のなみなみとある唐辛子ペースト(緑色)にご注目下さい。団扇は暑さではなく蠅対策。
もっと美味しい料理や、不思議な料理、意外!な日本と同じ食材があったり、書き出すと止まらないほどおもしろいミャンマー料理。
第一回目は麺料理にフォーカスしました。
今日は、すこしマイクロファイナンスからは離れましたが、ミャンマーの楽しい一面をみなさまとシェアできると嬉しく思っております。
最後までお付き合いをいただき、ありがとうございました。
みなさま、楽しく美味しいディナータイムと素敵な週末をお過ごしくださいませ。
募集期間終了まで、もう僅かとなって参りましたが、引続き、ご支援とご指導ご鞭撻を賜れますと幸いです。
MJI ENTERPRISE Co., Ltd.
加藤侑子&スタッフ一同
MJIの加藤です。
日本はそろそろお腹が減る時間でしょうか???
今日は、ミャンマー名物2として「ミャンマー料理」についてお話をさせていただきます。
ミャンマー料理をテーマにすることになった前回のお話しはこちらです。まだ読んでいないぞ、という方いらっしゃいましたら是非あわせて読んでいただけると嬉しいです。
ミャンマーとごはんとミャンマーのひとびと
食べる事が大好きなMJIのミャンマースタッフたち。
食卓を通じて職場の仲間、家族とのコミュニケーションを深めるミャンマーのひとびと。
そこに並ぶ、人と人とを繋ぐツールであるミャンマー料理。
「ミャンマー料理」といっても、土地や民族により、料理も味も具材も異なります。
今日は、その広~いミャンマー料理という枠の中から、有名な各地の麺料理をご紹介させて頂きます。
お値段は場所によりいずれも500~1,000ミャンマーチャットほどです。
※日本円でおよそ35~70円
◆モヒンガー◆
ミャンマーの代表的な朝ごはん。
漢字で書くと「鯰汁麺」でしょうか。鯰’(ナマズ)で出汁をとった温麺のようなものです。麺は大抵が細めの米麺。
色と強い魚の香りから、外国人がNGをだすことしばしば。
安い店に行くと”鯰”を使用していないらしく、「コクがねえな~」とぼやいているお客さんをみることも。
トッピングは好みで選ぶことができ、人気は豆のかき揚げとゆで卵。パクチーが入るので苦手な方は抜いてもらってください。
日本に住んでいるミャンマー友人から「日本ではナマズ簡単に買えないから鯖の水煮缶すり潰して使ってる」と教えてもらいました。
こう聞くと、何となく親近感がわきます・・・よね?
お箸でツルツル食べるのでなく、銀色のレンゲでざくざく切りながらスープ感覚で食べると地元民風。
▲モヒンガーの写真がみつからず、よく似た魚と豆のスープ。実際はもう少し濃い色です。
▲こちらは上ミャンマー北ラカインで食べたモヒンガー。スープが透き通り違う食べ物のよう。豆のかき揚げを入れるのは同じ。
【シャンカオソエ】
上ミャンマーにあるシャン州という地域の有名な麺料理。
シャン=地名、カオソエ=緬、という意味です。タイの北部でも緬料理を「カオソーイ」と呼ぶので何か近いものを感じます。
鶏肉と鶏出汁がベース。追加で唐辛子を入れなければ、辛くなく優しい味。スープ入りとスープ別添えが選べます。
シャン州では日本のお米と似た短粒米がとれ、米にはしっかりとした粘り気があります。その違いのお陰で麺の風味・食感は先のモヒンガーのものとは随分と異なります。
モチモチネバネバ。通常2杯食べるわたしも1杯で大満足の一品。
人気料理なのでヤンゴン市内でも食べる事が出来ますが、本場のモチモチ感があるお店は限られております。
▲シャン州の市場内で。これと別に、コショウの効いた鶏出汁スープがついて500チャットでした。都会はもう少しお高め。
【オンノウカオソエ】
こちらもミャンマーで一般的に食べられている麺料理。
「オンノウ」はココナッツの意味で、ココナッツベースの南国の香り漂う緬料理。
最近は日本でも食健康ブーム?でココナッツオイルを見かけるようになりましたが、タイ料理が流行するまではなかなか一般的ではなかった味だと思います。日本人の好き嫌いが分かれるお味かもしれません。
麺はいままでのの二品と変わって、黄色の卵麺(小麦粉ベース)を使うことが多いようです。スライスのゆで卵やタマネギなどが別皿で運ばれてくるので、好みに合わせて入れながら食べます。
これとよく似た「シュエタンカオソエ」は大阪万博に出たことから、「オオサカカオソエ」等とも呼ばれ、ローカル店でもこの名前でオーダーできることがあります。関西人、ちょっと嬉しいです。
▲スタッフがお持ち帰りしてきたもの。お弁当にプラスアルファで。ミャンマーでは「ココナッツを食べたら眠くなる」といわれます。
【ラカインモンティ】
名前にある通り、ラカイン州というバングラディシュの下にある地域の緬料理。
この州は長い海岸線があり、漁業や魚・海老の養殖が盛んな場所です。
おそらく今日ご紹介させていただいた麺料理のなかでもっとも日本人に馴染みのある味のように思います。唐辛子さえなければ…。
「唐辛子さえなければ」と書いたのは、ラカイン料理はミャンマー国内でTOPを争う辛さも特徴なのです。麺料理も例外なく、辛い。
唐辛子は減らしてもらうのがおすすめ。そのままにすると全身の毛穴が一斉に開放される体験ができます。完食する頃には目にきます。
透き通った魚ベースのスープ。米麺に、魚で作ったツミレとネギ。シャンカオソエと同じくスープ有りと別添えを選べます。
スープに入ってるほぐした魚のみがたくさん入っていたらラッキー。カリカリに揚げた豚を追加するとツウっぽい。
▲唐辛子減量バージョンです。ヤシの杓でスープを入れてくれるところが何とも味があります。400チャット。
▲お気に入りのお店で。左下のなみなみとある唐辛子ペースト(緑色)にご注目下さい。団扇は暑さではなく蠅対策。
もっと美味しい料理や、不思議な料理、意外!な日本と同じ食材があったり、書き出すと止まらないほどおもしろいミャンマー料理。
第一回目は麺料理にフォーカスしました。
今日は、すこしマイクロファイナンスからは離れましたが、ミャンマーの楽しい一面をみなさまとシェアできると嬉しく思っております。
最後までお付き合いをいただき、ありがとうございました。
みなさま、楽しく美味しいディナータイムと素敵な週末をお過ごしくださいませ。
募集期間終了まで、もう僅かとなって参りましたが、引続き、ご支援とご指導ご鞭撻を賜れますと幸いです。
MJI ENTERPRISE Co., Ltd.
加藤侑子&スタッフ一同