ご挨拶〜職業選択の自由を作る〜
2023年10月22日
カカオ豆から作るチョコレート工場新設ファンド
募集開始のご挨拶
本募集ページをご覧いただいた皆様はじめまして。私、株式会社ASUMOの中岡と申します。
株式会社ASUMOは、奈良県生駒市にて障害福祉事業を行うHIRAKU Groupの一社であり、福祉事業である障害者通所施設にて支援をさせていただいた方を将来的に雇用するための場所として、飲食や美容・人材紹介業を行っています。
これまで客単価2,500円でべろべろになれる焼肉店「焼肉とくちゃん大和小泉店」や家から出ることができない障害を持つ方でも分身ロボットOriHimeを使って接客のお仕事にチャレンジできるカフェ「THE-O COFFEE&BREAD」などを運営してきました。

(画像は分身ロボットを使ったカフェ「THE-O」)
職業選択肢を作ることが障害者の雇用を促進する
HIRAKU Groupでは、将来的に経済的・精神的にも自立ができるよう、未就学児から学校卒業後の方まで世代別に専門特化した療育・支援をワンストップで提供しています。
しかし、せっかく自立に向けた支援をしたとしても、ローカルには障害者雇用を積極的に行っている施設は多くはありません。
しかも、障害者雇用を行っている企業があったとしても、ほとんどが事務・軽作業といった職種に集中しており、職業選択の自由度が非常に低い状況です。
子供の頃は他の子供たちと同じように「パティシエになりたい」「保育士さんになりたい」といった将来の夢があるのにもかかわらず、出口となる就職先の自由度が低いため、将来的に妥協を強いられる瞬間を見てきました。
地域の企業さんに「今から障害者雇用を始めてください!」とお願いしたところで、障害者雇用を行う場合、既存の完成したオペレーションに新たに工程が加わることになるため、既存社員さんからの反発を懸念してしまうこともあります。
それを危惧してしまうことは私も経営者ですので、十分理解ができます。
ただ、こうした状況は非常に悲しいことで、これを変える一端となるために、障害者雇用を最初からオペレーションに含んだ新規事業として、当社では様々な事業を立ち上げていきたいと考えています。
私たちだけで障害者雇用の全てをまかなうことは不可能です。
しかし、我々が障害者雇用を当たり前に行いながら、面白い事業を次々と作ることで、「我々も新規事業は障害者雇用を前提にやってみよう!」という会社が増えてくれれば嬉しいなと思っています。
今回のチョコレート事業はそのショーケースとなるように、「味も美味しく・コストパフォーマンスも良く、世の中にメッセージを発信できる」
そんなお店にしたいと思っています。
ただのチョコレートではなく、日本でも珍しい「Bean to Bar」にするためには、機材など費用が想定以上にかかることになりましたが、なんとしても本事業を成功させたく思っています。ご支援をどうぞよろしくお願いします。