「アドベンチャー・ツーリズム」が夢見る未来
私たちが愛する「アドベンチャー・ツーリズム」とは、自然の中でのアウトドア体験を通して
その土地に紐づく歴史や文化や暮らしを知ることができる、”楽しんで、学べる” 旅のスタイルです。
もともとは、1980年代に、自然を活かしたアウトドア・アクティビティ観光として
ニュージーランドで発達し、現在ではヨーロッパやアメリカでも人気の観光スタイルとして
確立されています。
世界最大のアドベンチャー・ツーリズム団体「ATTA(Adventure Travel Trade Association)」は、
「アクティビティ」、「自然」、「異文化体験」の3つの要素のうち
2つ以上で構成される旅行形態のことを、アドベンチャー・ツーリズムと定義しています。
例えば、私たちが南木曽町で行っている「農村ライド」というアクティビティは、
起伏に富んだ美しい農村地帯を電動自転車(E-bike)に乗って楽に移動しながら、
途中で「縄文時代の遺跡」や「江戸時代の石仏群」を見たり、
「お茶摘み体験」をして屋外でお茶を点てたり、「和紙漉き体験」をしたりするというものです。
お客様には、必ず専門のガイドが付き、安心・安全に”体験”を楽しんでいただける上、
すべての機材やウェアはこちらでご準備をさせていただいています。
また、ガイドが、それぞれの場所にまつわる”物語”を、iPADなどを使いながら解説させていただいています。
自然を探検するだけでなく、歴史や文化も探検することで、その土地の魅力を存分に味わう。
それが、「日本の田舎を探検する」というZenagiのコンセプトになっています。
私たちは、日本は「アドベンチャー・ツーリズムの聖地」になる可能性を秘めていると考えています。豊かな自然が残る日本の田舎においては、「アドベンチャー・ツーリズム」こそが地方再生の”切り札”になると考えております。
小さな島国の中に、冠雪する3000m級のアルプスもあれば、亜熱帯のサンゴ礁の海もあり、
春夏秋冬の四季がはっきりと存在する、世界でもオンリーワンの自然環境。
狭いエリアに、山や川や里山が密集し、人と自然が密接に関わりあうことで生まれた独自の里山文化。
さらに、美しい自然環境が各地に残されていることも、世界的には稀有かもしれません。
50年後・100年後の日本にも、美しい自然や里山があり続けるように。
まずは、その魅力を世界の人々に、そしてなにより日本人に”体感”していただければと思っております。