黒糖焼酎とは-その歴史と魅力-
2015年6月2日
シェリー樽7年熟成 「甚松」ファンド

本ファンドの対象商品「黒糖焼酎」は、奄美群島でしか製造できない焼酎です。
奄美群島では、元々特産品であるサトウキビの糖蜜を利用した黒糖酒が
有名ですが、その黒糖酒を米麹で発酵させたものが黒糖焼酎です。
1953年にアメリカから奄美群島が返還された時、日本の酒税法の運用では、
黒糖酒がリキュールやスピリッツと同じ扱いになってしまうという課題がありました(酒税が割高になってしまう。)
そこで、黒糖酒に米麹を加えることで焼酎を作ろうとしたことが、その起源だと言われており、以来、様々な経緯を経て、国税庁の通達により黒糖原料を使った焼酎を作れるのは、奄美群島に限られております。
元々純黒糖と米麹のみで作り、糖分そのものは加えないものの、米の芳醇な香りと黒糖の糖分がアルコール発酵の素になるためほんのり優しい甘味があります。
甚松の黒糖焼酎では、そこからさらに西洋の樽熟成技術を加えるところがポイントです。オーク樽やシェリー樽で7年間、じっくり熟成させる結果、豊かで味わいのある深みと鮮やかな樽香の加わったシングルモルトのような熟成酒に変貌するのです。
既に香港やカナダ等での販売が決まっており、今後はさらに販路を拡大することで、より多くの方々に甚松を楽しんでいただけるように努めてまいります。